福野泰介の一日一創 - create every day

日常モラルと情報モラル、恐怖が産んだもう1つのモラル

2016/09/13
#KidsIT #IchigoJam 

学校で学ぶもの「学習指導要領」の現行テーマは「ゆとり」でも「詰め込み」でもなく「生きる力」。

小中高とそれぞれ分かれた本文を読むと、20年前には習わなかった「情報モラル」が小中の道徳、中学の技術などに登場しています。 導入のきっかけは、携帯電話やゲーム機からのアクセスで話題になった「学校裏サイト」な様子(文科省、子供の携帯電話をめぐる問題)。ただ、科目「技術」を含めて本質的な「コンピューターの理解」が抜けています。


「ブラジルまでの時間」(イラスト:かわいいフリー素材集 いらすとや

日本の裏側ブラジルまで、ほんの数百年前までいくことすらできませんでしたが、船の発明で1ヶ月、飛行機で1日で到達できるようになりました。 現代は、コンピュータによる通信、ネットによって片道0.1秒、AR/VRを使えば家に居ながらにしてブラジルの町中を散策できます。飛行機より100万倍速く、無料。


道具の進化(小学生にこそ知ってほしい道具の進化と活かし方より)

人類の夢「世界中の人とコミュニケーションしたい」「豊かな社会を創りたい」がつくったコンピューターは、たった100円のコンピューターでも1秒に4800万回の計算力、家庭のパソコンでも秒間1000億回を超える計算力が持つ程になりました。

世界をつなぐ100億台のコンピューター、インターネットの正体です。各コンピューター間は、線や無線でつながっていて、光速に近い速度で0か1かのディジタルデータをやりとりしているに過ぎません。 実際に自分で組み立てたパソコン「IchigoJam」と友達のIchigoJamとをつないで、相互に通信したり、チャットしたり、遠隔操作したりすることで、ネットやコンピューターの本質を体験することを根っこに置いてはどうでしょう?


コンピューターをつなごう / はじめてのプログラミングその10」より

情報モラル、その誕生の秘密が文科省のサイトにありました。

第5章 学校における情報モラル教育と家庭・地域との連携:文部科学省」より

大人が分からないものへの恐怖です。子供の新しい物に対する順応の速さ、現実社会にはお金・年齢などで制限されるものがネットでは適応されにくい性質、ネットの理解の遅れによって生まれた「情報モラル」。 自転車が乗れるようになったからといって、交通ルールも知らずに自由行動を許すことをしないように、13歳の子供が核融合炉すら作れてしまうネットを何のガイドもなしに与えていいわけありません。

人類の夢が詰まった道具「コンピューター」
子供にうまく伝えるために、大人も楽しく学びましょう!

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
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CC BY 福野泰介 - Taisuke Fukuno / @taisukef / high-res profile image