2016-10-15
3万円台という低価格VRで世界中で話題となり、Facebookによる買収、PSVR発表をはじめ、VRの火付け役とも言える、Oculus DK2。 鯖江商店街3Dデータや、THETAによる360度写真など、VRで手軽に電脳メガネによるARの実験ができる素材が揃ってきたので、ひさしぶりにWindowsマシンを調達し、Unity x Oculus DK2 実験!


吹き出し花火VRが動いている様子。製作時間、Unityでわずか1分!
ウェアラブルと同様、写真では伝わらないVRのおもしろさ。

Windows 10 64bit Home、グラフィックボード(GPU)は AMD Radeon RX480 VRAM8GB、CPUは Intel Core i7 6700 という構成。 GPUのRX480なんと、5.8TFLOPS(1秒に5.6兆回計算!)、たった1800台でスパコン京に匹敵。

DK2用のドライバは、正式対応ではないものの、製品版のOculus RiftのものでOK! XBOX Oneなど、純正コントローラーがなくてもHomeUnhiderというツールを使えばなんとかなりそうです。 フレームレートは75Hz、PSVRよりちょっと解像度が低い1920x1080という一世代前の開発機 Oculus DK2 ですが、十分な没入感を楽しめます!


無料で使える Unity Personal の最新版はなぜか動かなかったので、ちょっと古いver5.3を使用。 Game ObjectからParticle Systemを選んで設置、右側のInspectorでいろいろ調整できますが、とりあえず、Max Particles(最大5万の様子)と、EmissionのRateを増やすと吹き出し花火のできあがり!


なんとVR対応はチェックボックス1つ。メニューEdit、Project Setting、Playerで右に開くInspector、Web PlayerではなくStand aloneにタブの「Virtual Reality Supported」をチェックするだけ! 再生ボタンを押して、Oculusを被ればそこはVR花火会場!


EmissionのRateを5000にすると多量のパーティクル!さすがCore i7+RX480、びくともしない安定のフレームレート。 床をつけたり、色を変えたり、大きさを変化させたり、リアルなテクスチャーを貼り付けてみたり、プログラミングを全くしないうちから楽しめるUnityでした。

VRなら夢のARも思いのまま!
やってみたいアイデア、ぜひ電脳メガネコンテストへ応募ください!

VineによるUnityでつくって、Oculusで見るまで動画。

Tweet
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
本ブログの記事や写真は「Creative Commons — CC BY 4.0」の下に提供します。記事内で紹介するプログラムや作品は、それぞれに記載されたライセンスを参照ください。
CC BY / @taisukef / アイコン画像 / プロフィール画像 / 「一日一創」画像 / RSS