2016-10-28
1時間でつくったIchigoJam mobile用プリント基板が3週間ほどで到着。発注したのが10/4、発送すると連絡があったのが10/10、7日〜25日で届くという送料が安いエアメールを選択したものが10/27に到着。

動作確認を兼ねて、オムロンさんからお借りした顔認識チップ「HVC-P」を接続して、年齢当てマシンをつくってみました。
人認識センサーでスマートフォンアプリを開発しよう Sensing Egg Project for Human Vison Components (HVC-C)


カメラに顔を映すとIchigoJam mobileの画面に年齢がでます。

IchigoJamとの接続はピンヘッダーから5V/GND/TXD/RXDをつなぐだけ!
1:GND 2:? 3:5V(250mA以下) 4:RXD(IchigoJamのTXDへ) 5:TXD(IchigoJamのRXDへ) 6:?

顔認識チップのディップスイッチを115,200bpsに設定すれば準備OK。シリアルのバイナリコマンドで顔認識の年齢取得はこのようなプログラムでOKです。

10 @L:UART1:LC0,-1:?CHR$(#FE,4,3,0,1<<4,0,0);:UART0,1:CLS 20 GSB@I:IF N!=#FE ERR 30 GSB@I:IF N ERR 40 GSB@I:L=N:FOR I=1 TO 3:GSB@I:NEXT 50 FOR I=0 TO L-1:GSB@I:[I]=N:NEXT 60 LC3,4:IF[2]>0?"アナタハ ";[4];"サイ!" ELSE ?"ネンレイヲ アテマス!" 80 WAIT 60:GOTO @L 900 @I:N=INKEY():IF N=0 IF BTN() UART0,0:END ELSE CONT 910 N=N&#FF:RTN

※ラベル対応のIchigoJam ver 1.2用、1.1向けにはGSB900などに変更してください
IchigoJam mobileで動かすときは、5 SWITCH を加えて、SAVE0 が便利です

このオムロン製顔認識チップ「HVC-P」には年齢だけでなく、10種類もの認識アルゴリズムが搭載されていて、かなりおもしろいです。 顔検出、人体検出、性別推定、年令推定、視線推定、顔向き推定、顔認証、表情推定、手検出、目つむり推定ができます。 認識した顔や手の位置や大きさを検出できる最大数はなんと35人(または35手)、顔認証には最大500人登録でき、最大320x240のグレイスケールカメラ画像データの取得も可能。

表情や手でゲーム、こっちをずっと見てくれるロボット、視線の先の音を鳴らす楽器、目をつむっていない時にシャッターを切るカメラ、顔認証で開く扉、見ている年齢性別を記録できる野外ポスターやサイネージなど、IchigoJamでサクッと作れます。 さくらのIoTと組み合わせれば、リアルタイムオープンデータ化も可能。つつじバスAPIと合わせて、バス乗車人数の計測にも使えるかも!?

発注したプリント基板、無事動いたので、UpverterのデータのステータスをVerifiedに更新!
LCD shield for IchigoJam by taisukef aad8b0f20d51649d - Upverter

プリント基板$9.9+送料$5.16の合計$15.06(約1500円!)で10枚発注。
おまけ付きで計14枚、1枚あたり107円!

プリント基板、改造してバックライトのスイッチ、サウンダー、EEPROM、サーボ、今回の顔認識チップの接続などに対応させてみたくなりました。 ぜひ、IchigoJam mobile用プリント基板を再利用して、オリジナル基板をどうぞ!

創造は創造のはじまり!

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