2018-07-18
後天的に盲目になった大人は半年かかるという、点字の学習。
長谷川さん開発の体で感じる点字、体表点字でその学習時間をぐっと短くすることができるかもしれません。


OUT1〜6にMOSFET経由で接続した振動モーター6つで点字を表現する「体表点字ボード for IchigoJam
長谷川さんと会話して決定、点字表記を8進数二桁で表したプログラムで「あいうえお」。

1 'AIUEO 10 LET[0],10,30,11,31,21,0 20 I=0 30 N=[I]:?N:IF N=0 END 30 OUT N/10+N%10*8:WAIT6:OUT0 40 WAIT90 50 I=I+1:GOTO 30

まずは点字の形がイメージしやすいように、手を縦にして練習するのがコツ!

点字はいわば、6bitの2進数。順番に増えていく感じを画面の数字とともにご体感ください。

1 'JUNBAN 10 FOR I=1 TO 63 20 ?I,BIN$(I,6):OUT I:WAIT9:OUT0 30 WAIT 90 40 NEXT

空白を除く63種類をランダムに震わせ、指を慣れさせましょう。

1 'RANDOM 10 N=RND(63)+1:?N,BIN$(N,6) 20 OUT RND(63)+1:WAIT9:OUT0 30 WAIT 90 40 GOTO 10

指点字と違って、親指、中指、小指と広げてみる実験。
より大きく感じられて、わかりやすいとのこと!何事もまずは実験ですね。

つけて指でいろんな信号を受けているだけで、だんだん慣れてくるとのこと。

振動モーターは、2コで100円!安く広く盲や盲聾の方に情報を届けることができるはず!
ぜひ、体表点字にチャレンジくださいっ

解説、IchigoJam BASICのOUT命令には2つの使い方

1つはコンマで区切って1つの数値でコントロールする方法

OUT1,1:WAIT60:OUT1,0 OK OUT1,1:OUT2,1:WAIT60:OUT1,0:OUT2,0 OK

もう1つはコンマを使わず1つの数値で複数のOUT端子への出力をまとめてコントロールする方法

OUT1:WAIT60:OUT0 OK OUT3:WAIT60:OUT0

1つ目のプログラムとほぼ同じ動作をします。
OUT3の3は2進数で11、つまりOUT1とOUT2を1にするということです。
(参考、2進数について、指二進数キャラづくり

情報交換などは IchigoJam-FANや、Code for SabaeCode for Nerimaまで!


感謝!長谷川さん、浅井さん、体表点字ボードの強化工作手伝ってくれたPCN秋葉原

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