2013-09-15
気分転換にハードウェアづくり。今日は集合写真や、花火の撮影にちょっと欲しくなる、赤外線リモコンシャッターをつくってみたので、作成手順を紹介します。今回は特別、おもしろい機能はありません。

1. 赤外線リモコンの信号パターンを調べる
結構やってる人が多いのですぐ見つかります。(Nikon D70用タイマーリモコン制作

2. LPC1114用にC言語でプログラムを書く
いつもの110円マイコン、赤外線用出力1つ、ボタン1つと非常にシンプル。1で調べたパターンを出力して、すぐに省電力モードに移行するようにつくります。

3. ブレッドボードを使ってテスト
USBシリアルを通じてマイコンに書き込み、自由に配線可能なブレッドボードを使って、ちゃんと動くことを実験します。赤外線LEDはマイコン直結でも一応動きますが、飛距離が足りないので、今回はトランジスタを使って出力アップさせます。

4. ハンダ付け
シンプルな回路なので、特に回路図など書かずに、えいっと配線。下記写真はまだ製作途中のもので、もう4本ほどの配線が必要です。ハンダが溶けてくっつく様子がぷよぷよのようで好きなんです。もしかして、ぷよぷよの元ネタはハンダ付けか!?

5. ホットボンドでくっつける
防塵・防滴にはちゃんとしたケースに入れたいところですが、今回は面倒なのでホットボンド(熱でプラスチックのようなものを溶かしてくっつける、アマゾンの箱の裏についているようなもの)で貼り付けるだけで完成としました。3Dプリンタがあれば、好きな形で外装創れていいかも。

このようにちゃんと動いてめでたしめでたし。

・材料一覧
マイコン(LPC1114 DIP) 110円
赤外線LED 15円
トランジスタ SC1815Y 8円
抵抗 10Ω、100Ω、4.7MΩ 3円
はさみで切れる基板と配線、少々 20円
単三電池ホルダー 80円
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計 236円

スマホやセンサーとつないで、花火などの自動撮影とか定点観測に使うのもおもしろいかも。

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