2013-10-03
子午線といえば兵庫県明石、明石高専におじゃましました。電気電子学科の学生に向けての講演、タイトルは「オープンデータとチャレンジ精神が創る新しい世界」です。


世の中が大きく変革するおもしろい時代、パソコン発明者アランケイ氏の言葉「未来を予測する最良の方法は創っちゃうこと」を紹介し、過去創ってきた、アプリや会社やシカケの話。オープンな気持ちで殻を打ち破り、異質なものとつながろうとするチャレンジ精神で、失敗も成功もどんなこともユニークな体験を重ねあわせが自分だけの価値を上げていくことになるんだよという思いを話しました。

大学生と比較し1%というマイノリティーである高専は、そこに入るというだけでそこそこ貴重な体験ではありますが、よくある高専生で終わってしまってはもったいない。そこに自分だけの体験、特に何かつくるとか企てるとかを掛け合わせだったり、一歩外の世界へ出て聞いてみたり、つくったものを試してみたりする、ちょっとの勇気で得られるものは想像以上に大きいので、小さなところからでもぜひ!

教育機関とオ��プンデータに関する質問がありましたが、生物学など学術系オープンデータは随分前から進んでいることをお伝え忘れていました。ただ欲しいと例に挙げてくれた時間割のXML公開などは、まだ聞いたことがないので、ぜひイギリス・アメリカの事例を調べてみたり、勝手にオープンデータにしてみたり、それを元にアプリを創ってみたり、ぜひトライしてみてください。自分が欲しくて創るのは最強です。


講演は70分、クイックシェア(感想を隣同士で話し合うこと)5分、何でも質問コーナー15分で、あっという間の90分でした。最後まで真剣な眼差しと、熱くするどい質問の連続、明るい未来への手応えを感じました。手前にいる、1ヶ月前、鯖江へ夏のインターンで来てくれた専攻科1年生の松田くん、ほとんど寝てなく死にそうだったとのことでしたが、その体験、最高です。ドラゴンボールの孫悟空はいつ成長したか?


最後に記念撮影、ステキな機会をいただいた新井先生はじめ、明石のみなさん、ありがとうございました!
早速、殻を破ってFacebookでメッセージをくれた学生、本当にうれしいです!
知名度はまだまだ低いけど、個性抜群で、地方の元気をものづくりで支える高専は、日本の宝です。

全国の高専、それぞれ高専らしさをもちながらも個性があって、楽しく刺激になります。
次はあなたの町の高専にかもしれない!!

明石高専訪問 - Facebookアルバム

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