2013-12-13
母校、福井高専の専攻科(高専5年卒業、2年間ある追加コース)の1年生全員が対象の「オープンデータを活用したアイデアを創出する授業」の中間発表会で、刺激をたくさんもらいました。世の中にないサービスばかりで、全部実装して試したいほど。学生視点でのやわらかいアイデアと、固いイメージの行政から出る、自由に使えるオープンデータが徐々になじんできたようです。


福井など首都圏など一部除いて日本は車社会。いかに渋滞を予測し、回避するか!?まだ中間発表なので、詳細のアイデアはひみつにしておきます。


「鯖江が抱える問題、知ってましたか?つつじバスって大赤字なんです...(6000万円/年)」と、具体的かつ大胆に問題に切り込むのがステキです。そもそも、赤字前提で全国のコミュニティーバスはみんな同様と鯖江市側から補足がありましたが、せっかくみんなの力(税金)で走らせている資源、余力があるのは活用したいですねっ。時間帯によってガラガラな状況を、時間帯ごとの乗車数などのデータを切り口にするといいかも。


千葉市の住民参加の取り組み「ちばレポ」リスペクトプラン、「さばレポ」、市民との協働って言葉が福井高専学生から聞くと新鮮に感じます。ちばレポのアンケート調査結果などを踏まえた、一歩先を目指した企画に期待が高まります。

20名、5チームがつくるオープンデータを活用したアイデアは、ちょうど開催される経産省&総務省主催のコンテスト「オープンデータ・ユースケースコンテスト」への応募をオススメしてきました。要件はこちらに出ています。高専学生の活躍に期待です!

そういえば、高専の授業の特徴は実際やってみる「実験」。授業を聞くだけでなく、実際に自分の手でつくって測って、その結果を理論と照らしあわせて考察し、レポートを書くということを幾度と無く繰り返します。オープンデータ活用アプリもアイデア出すだけでなく、つくるまででもなく、実際試して考察して初めて、一巡だったと気が付きました。

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