2014-03-01
本日、兵庫県立大学平成25年度第3回公開講座に出席すべく、電車内で発売になったばかりの「オープンデータ超入門(林雅之氏)」のKindle版を読み、「ODI Open Data Certificate」が気になりつつ、神戸へ。

総務省、井幡さんより最後にと紹介された「オリンピックとオープンデータ」!


➔ 過去のオリンピックでは、その時々の最先端ICT技術を活用
➔ 2020年を見据えた場合、オープンデータは、一つの柱

ブラジルのオープンデータきっかけはオリンピック。6年先の東京オリンピックでは、あるべき未来を見せたいところです。1000万人/年を達成した外国からの来日者、更に2000万人へと増やすためにも、日本人にとってもわかりにくい様々な情報をどんどんオープンデータとして、民間・行政関係なく、一体となってフル活用していく必要があります。政府の世界最先端IT国家創造宣言や、G8オープンデータ憲章、DATA GO JP、オープンデータアプリコンテストなどが一気に進んだ2013年、地方自治体のオープンデータ都市も24都市まで広がった、このスピード感。行政オープンデータの活用や、民間オープンデータのマッシュアップなど、あらゆるシーンで革新が始まります。

政府や行政にあれやれこれやれと言って何とかなる時代は終わり。CC BY(クリエイティブ・コモンズ・表示) という、出典元の示せばいいだけという、非常にゆるいオープンライセンスで、開かれた政府は始まっています。どう活用するかは我々次第で動けます。

兵庫県、明石高専生のオープンデータアプリコンテストでの最優秀賞「神戸新聞NEXT|明石|オープンデータ活用で最優秀賞 明石高専の松田さん」に続き、兵庫県のオープンデータ取り組み開始を伝える「神戸新聞NEXT|社会|地理、防災など保有する公共データ公開へ 兵庫県」と明るいニュースが続いています。ぜひ、兵庫でも Code for!


兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科公開講義(平成25年度第3回)
共催:情報通信学会関西支部 講演テーマ:地方公共団体におけるオープンデータの取組事例

演者:井幡晃三氏 総務省 情報流通行政局 情報流通振興課 企画官
演題:我が国のオープンデータ戦略について
現在の我が国のICT政策において、ビッグデータ、パーソナルデータ等、「デー タ」がキーワードとなっています。とりわけ、国・地方公共団体等が保有する公共 データを民間に開放して、自由な利活用を推進するオープンデータは、行政の透明 性・信頼性の向上を実現するとともに、新たなサービス・事業の創出が期待されてい るところであり、我が国の成長戦略の中核の一つと位置付けられています。  本講演では、我が国のオープンデータ戦略を概観するとともに、総務省の取組につ いて紹介します。

演者:福野泰介 jig.jp 代表
演題:オープンデータで加速するグローバル化、データシティ鯖江の狙い
日本政府が大きく動いた2013年、世界最先端IT国家創造宣言、G8オープンデータ憲章、DATA GO JP、そして、第一回オープンデータアプリコンテスト。2010年にW3C一色教授と共に鯖江市に提案した「データシティ鯖江」は、日本のオープンデータにおける最先端と評価された。オープンデータは行政関係だけではなく社会全体を巻き込む真のWeb時代の幕開けである。加速するグローバル化に飲み込まれるか、活用して飲み込むかの岐路となる2014年、22箇所を超え全国に広まりつつあるオープンデータ行政、それに応える Code for Japanなどシビックテックという市民レベルでの活動の活性化を踏まえ、民間企業による産業化を狙った取り組みを紹介する。

質疑応答
司会:飯田征服一朗氏 アイアイドットアライアンス代表
パネリスト:井幡晃三氏 福野泰介

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