2014-11-16
ブレッドボードを使った電子工作は、部品間をジャンパーワイヤーを挿しこみ、つないでいくだけと、とてもお手軽。図書館の空席センサー「sabota」や、モーター制御など、プロトタイピングによく使ってます。ただ、ジャンパーワイヤーは抜けやすくかさばるため、持ち運んだり、正式な稼働には向いていません。そのためユニバーサル基板などにハンダ付けするわけですが、この作成にある程度の時間と技能が必要です。

先日クラウドファンディングで登場した、ブレッドボードマニアックさんによる「ビスケットボード」。ブレッドボードよりきつめで穴はそこそこ抜けにくく、失敗した時には1度くらいのやりなおしはできる、適度なバランス。ブレッドボードと同じ配置の結線なので、さくさくつないでいくだけで、ユニバーサル基板でつくったようなコンパクトな作品ができあがります。


こどもパソコン、IchigoJamを早速つくってみたところ、なかなかかわいい出来。PS/2キーボードコネクタもがっちり刺さるため、実用性も良さそうです。


つくりかたは簡単、ブレッドボード版の組み立て方を参考に穴の数に気をつけつつ、部品を挿していくだけ。


ジャンパーワイヤーの配置もブレッドボード版と同じです。


裏側にある飛び出した部分をニッパーでカット。


慎重に挿しこんでも10分もかからず終わるはず。ただ、電池ボックスは抜けやすいので、microUSBを電源として使う方がいいかもしれません。


テレビにつながり、BASIC言語でゲームプログラミングができる、1,500円のこども向けパソコン「IchigoJam」。ビスケットボードの手軽さで、コンピューターづくりのきっかけ拡大、できそうです。今月末11/29(土)の神戸ITフェスティバルのこども向けイベントに持っていきます!コンピューターをハードウェアからアプリケーションソフトウェアまで一気に体感できますよ!


(IchigoJam on ビスケットボード microUSB電源対応版)

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