2015-10-07
福井県恐竜博物館のすぐ近く、PCN代表、松田さん主催の勝山クラブを見学に、勝山市市民交流センターへ。 勝山クラブでは、こどもたちも一緒にイノシシを捕獲するシステムが開発されています。イノシシは、農作物を荒らす害獣。身近な課題をプログラミングとものづくり力で解決する、まさにシビックテック!


勝山クラブに相談にいらしゃったという、地理情報センターの代表であり、マタギでもある、谷川さん。
オリに餌を置いておき、イノシシがオリに入って、餌の上にあるセンサーが検知すると、モーターを動かし留め金を外して、扉が落ちて捕らえるシステムのデモを見せていただきました。 本稼働間近とのこと、捕獲成功第一報が楽しみです。


現在、勝山市内に60ものイノシシ用のオリがあるとのこと。現在のワイヤー式のセンサーでは捕獲できなくなったのが悩みだったとのこと。 本システム、通信も使って、扉が落ちたことを知らせたり、オリの中の写真を送ってきたり、それをスマホでうけてすぐに地図上で確認できたりするよう拡張予定とのこと。

オリの位置情報をオープンデータ化すると、いろいろなアプリに応用できるので、多くの市民に課題を感じてもらえそうです。捕獲システムが成功し、イノシシ捕獲リアルタイムオープンデータがあればビッグニュースになりますね!


こちらが開発環境も含むイノシシ捕獲システム、題して「イノシシシシステム」
IchigoJamのBASICプログラムを使って、ハードもソフトも簡単に調整できます。


こどもたちも見守る中、最終調整中の量産機で実験!


大きなLEDを持ち込み、これを使ったゲームをつくってみようとお題提供。
ささっと10分ほどでできたゲームで、こどもたちと一緒に遊んでもりあがる!


題して「ロシアンルーレットLL」
順番にスペースキーを押して、LEDが光ったら負け抜け、最後まで残った人が勝者です!確率は1/6となかなか絶妙なバランス。


講師、松田さんがライブコーディングしながら、写経するスタイル。

身の回りの課題、楽しく解決する力、どんどん広めていきましょう!

追記 (2015.10.23) - ハクビシンの捕獲に成功したとのこと!

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