2013-03-01
オープンデータの肝は、オープンライセンスにあります。

オープンライセンスとは、誰にでも開かれていて自由に使える権利があるということです。その代表的なライセンス、クリエイティブコモンズの表示を紹介します。

人が何かを創った場合、それには自動的に著作権が発生します。著作権とは、その作品を自分が独占的にどのように使うかを決められる権利です。例えば、誰かの作品を使いたいと思った時、使って良いことが明示されていなければ、使ってもいいか作者に問い合わせて、許可をもらう必要があります。他人のものを勝手に使うことは、泥棒と一緒で犯罪行為となります。©マークは、著作権があることを明示するマークですが、実際は作成した瞬間に自動的に発生するため、このマークがなかったとしても、勝手に使うことは許されません。

では、どんどん使って貰いたいときにはどのようにしたらいいでしょうか?単純に言ってそれを使っていいよと条件と共に明示すればokです。どういう時に使って良くて、どういう時にはだめなのかを明記した利用規約を書き、それを読んでもらうことになります。・・・ただ、利用規約を作ることと、それを読んでもらうこと、双方それなりに大変です。

そこで、クリエイティブ・コモンズの登場です。クリエイティブ・コモンズとは国際的な非営利組織で、自由に使っていいですよという利用規約を6つのパターン毎に定め、国際的に通用するようにしている組織です。その利用規約を使えば、全世界中の人に、安心して作品を使ってもらうことができますし、全世界のクリエイティブ・コモンズの作品を使うことができます。

その代表的な権利が、クリエイティブコモンズ表示(CC BY)です。CC BYは、作者名を使った作品から分かる場所に明示さえすればOKという、クリエイティブコモンズの中でも最もゆるいライセンスとなります。

データシティ鯖江をはじめ、行政によるオープンデータにもこのCC BYが使われています。
ぜひいろいろと活用していきましょう!

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
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