2015-01-25
最初に買ったMSXには外部記憶装置はテープ。ラジカセにつないで CSAVEコマンドで保存するとピーギョロ音が録音されます。ただ、いくらCLOADコマンドでの読み込みに何度やっても成功できず、電卓のように作っては電源と共に消える刹那的なプログラミング環境。720KB入るフロッピードライブ内蔵のMSX2+には感動しました。

シンプルパソコンIchigoJamには、CPU(NXP社マイコンLPC1114)が内蔵する32KBのFlashの空き容量を使って、3つまでユーザーが作ったプログラムを保存することができるのですが、MASAHARU氏のようにどんどん創るとすぐに足りなくなってしまいます。

そこでこちら、待望の外部記憶装置!大容量1Mbit EEPROM!!
友達にプログラムをあげるのも簡単、小型スティック状カセット。間違って保存してしまわないように書き込み禁止スライドスイッチもつけてみました。

1Mbitで、100万コのbit(0か1)が保存できます。8bit = 1byte なので、128KB。1KBまでのIchigoJam BASICのプログラムを127コ保存できるようにしました(先頭1KBは拡張用に未使用)。SAVE/LOAD/LRUNコマンドの100から226がEEPROMに対応しています。(ver 0.9.3以降 - IchigoJam-FANにて公開中)


EEPROMを外側に向けて、左の拡張ピンに、手前をGNDに合わせ4ピン挿しこみ、カセットからEX1に1本ジャンパーをつないで使います。

ベーマガやMSX-FANなど、ゲームを作った子供が雑誌に投稿し、それを打ち込んで作ったり、ROMカセットとして店頭に並んだ時代をいまいちど!

・つくりかた

秋月電子で250円で売っているEEPROMをIchigoJamにつなぎます。

・EEPROM 接続方法
GND -|A0 VCC|-VCC
GND -|A1 WC|-GND(VCCにつなぐと書き込み禁止)
VCC -|A2 SCL|-2.4kΩ経由VCC(プルアップ)につなぎつつ、EX1へ
GND -|GND SDA|-2.4kΩ経由VCC(プルアップ)につなぎつつ、IN3へ

ブレッドボードのままでも十分使えますが、お好みの形に仕上げるのもきっと楽しいです。プリント基板を発注してキット化するもいいかも?

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