日本の携帯電話業界に関して言われるガラパゴス化、私は大いに歓迎したい。日本の江戸時代の鎖国や、アニメ文化など、何かを創り出すには外界に流されずに、じっと創る時間が必要なもの。
> (世界に開かれていて)競争が激しいほうが進化するはずなのに、
> (携帯電話業界は)日本のほうが進んでいる
(「ケータイの未来はSF小説の中にある」--元ドコモ夏野氏が熱弁)
特におかしいことはなく、日本という小さな世界に、多くの携帯電話メーカーが激しい競争を繰り広げた結果、独自のすばらしい進化を遂げたということだと思う。i-modeを代表とする、コンテンツと機能を合わせて進化させる、生態系を作り上げたドコモの功績は大きい。
広い世界で、ノキア、モトローラ、サムソン、ソニーエリクソンのたった4社の携帯電話メーカーで市場の78%を握っている状態は、決して開かれた世界と言えない。(ソニーエリクソン、シェア拡大で4位に--2006年携帯電話世界市場モバイルチャンネル - CNET Japan)
> 最後に夏野氏は、「すべてはフツーの人のために」というキーワードを掲げた。
(「ケータイの未来はSF小説の中にある」--元ドコモ夏野氏が熱弁)
重要なのは人。携帯電話の機能にこだわる人もいれば、フツーにメールが使えればいい人もいる、どんなにがんばって作った機能も役に立たなければ、使えなければ無意味。フツーの人を狙うのはドコモらしい戦略。
いろんな人に向けていろんなガラパゴス諸島が生まれる世界こそ、多様化し続ける現代社会に求められるものである。iPhone、Androidなど、新たなガラパゴスの発生に対する歓迎ムードは喜ばしい。
2008-07-08
Fri Night