2015-10-16
アクアラインで30分、羽田空港の東京湾対岸、世界に最も近い高専の異名を持つ木更津高専(木更津高専の先生談)。 情報工学科の後輩への楽しい講演&懇談会。所属高専は違えど、高専は高専。世界中、どこの高専生もかわいい後輩です。

「高専生にチャンス到来!ものづくり至上主義時代の楽しみ方」をタイトルに、注目したい4技術、オープンデータ、ウェアラブル、ロボット、IoTをざっと解説。 刺激的だったと、うれしい声。ビビッとくるもの、ぜひ追いかけて見る、そして、見るだけでなく創ってみましょう!

百見は一創に如かず!


時は金なり、時間は有限。無駄な時間を省く「道具」は、その貴重な時間を創出してくれます。
忙しい=あきらめ、時間は自分で創るもの!
積極的にいろんな道具を活用、または創造しましょう!


発想に乏しいと嘆く学生にオススメなのは、まず何でもいいから「つくる」こと。 できたら自分で「ためす」こと。 似たようなものがあろうがなかろうが気にしない。ちょっとだけ背伸びした何かをつくりきってみること。

思い通りのものはまずできません。が、それが実際手を動かす価値! 「つくる」「ためす」ループをある程度の満足行くまで回したら、いよいよ人に見せてみましょう。

まずは家族、友達、先生など、理解してくれそうな順に見せて、その反応を計測、観察します。 中には否定的なコメントがあるでしょうが気にすることなく、淡々とメモします。 自分だけでも見えなかった多くの視点が手に入ります。これが、創った人だけに得られる貴重な情報。 これを元に改めて「つくる」で改良してみましょう。

ちょっと自信がついたら、写真や動画と共にブログやTwitterで発表してみるのもおすすめです。 更に新しい発見がきっとありますよ!よかった福野にも一報ください!

「つくる」も「ためす」もお金や時間の投資が必要です。幸い、お金の問題はソフトウェアであればほぼ無料(パソコンとネットがあれば)という、極限まで下がっていますし、ハードウェアに関しても劇的に安くなっているので、高専生でも十分勝負できます!

こうした「つくる」「ためす」ループをくるくる回して出来上がったのが「jigブラウザ」や「IchigoJam」です。


懇談会でのIchigoJam獲得をかけたじゃんけん大会で勝った2人!
まずはさくっとはんだづけして、つくってみましょう!早ければ10分ちょっとでできますよっ


初めての木更津高専。鯖江市役所と似た校舎デザイン。


情報工学科クラス全員でつくる8bitALU(計算回路)。それぞれ担当した名前が入っているのが、ステキ!


回路はCNCを使って削ってつくったとのこと。手軽にプチ量産ができる道具、うらやましい!
ぜひ、オリジナルIchigoJamづくり、挑戦してみてください!


KEYENCEのかっこいい3Dプリンター。安価なものと比べて素材代もなかなかいい値段しますが、精度はすごい! ものづくり好きな先生がいて、学生もどんどん使わせてもらえる、いい環境です!


校内の森にある橋は、建築工学科の卒業制作、近所の小学生も遊びにくるとか!?
高専、やっぱりものづくり好きにとってはたまらない環境です。
Hello Programmable World!

※訂正
すみません、IoT(Internet of Things)を講演で訳した「モノのインターネット」、正しくは「モノゴトのインターネット」でした。秋葉原に10億円かけて登場した、ものづくり&発信基地 DMM.make AKIBA 仕掛け人、小笠原さんの「メイカーズ進化論―本当の勝者はIoTで決まる (NHK出版新書 471) 」より。 すべてがインターネットでつながる「IoE = Internet of Everything」と覚えておくのもアリ!

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