大きく前進したきっかけはLinked Open Data Challenge 2011というコンテストでした。このコンテストで、鯖江市が公開した市管理のトイレ情報XMLを、Googleの経路探索APIを組み合わせた作品「findwc」が公共LOD賞を受賞しました(記事を喜ぶ市長の声 on facebook)。
オープンガバメントは、e-Govや、Gov2.0とも呼ばれ、行政が持っている情報をコンピュータによって容易に活用可能な状態で提供し、それを元に民間や、他行政がスムーズに連携する新しい政府の形のことをいいます。その要であるのが、データの公開なのですが、残念ながら日本は遅れてます。下記にデータ公開の段階を簡単にまとめていますが、まずは鯖江市のようにLevel3からスタートし、私達、利用者の声や協力によって、徐々にレベルを上げていく形がいいように思います。
Level1 手書き情報の公開、PDF、画像・・・人は読める。コンピュータにはつらい。
Level2 Excel、HTML・・・人は読める。コンピュータは意味理解不可能。
Level3 XML、CSV・・・人も読める。コンピュータも読める!
Level4 RDF(セマンティックWebの標準形式)・・・コンピュータが意味理解可能。
Level5 意味が正規化された理想のRDF・・・世界中のデータがつながる!
RDFについて細かい説明は、今回省略しますが、世界がひとつになって、人類共通の課題を解決するためには、データが世界中つながることが必須となります。ネットが当たり前の世の中になりつつある今、オープンガバメントの推進が期待されます・・・が、政治に期待する時代は終わり、全員が参加する新しい政治の始まりです!
鯖江市では、データの公開と、その利用促進のためコンテストを開催中です。ご興味持たれた方は、この機会に応募してみてはいかがでしょう?A4、1枚に企画を書いて、情報統計課にメールするだけの簡単応募です!(スマートフォン等WEBアプリコンテスト - 鯖江市)
- findwc - 近所のトイレ探しモバイルアプリ Linked Open Data Challenge 公共LOD賞
- 「データシティ鯖江」のご提案!!。 - 鯖江市長ブログ
- Dataシティさばえ(XML化の推進) - 鯖江市
- スマートフォン等WEBアプリコンテスト - 鯖江市