国務大臣の河野太郎さんのブログ「明治以来の伝統を変える」にて、 法律が改正される際に、明治時代から伝統的に用いられてきた「改め文方式」を「新旧対照表方式」に変更したとあります。

改め文の例
> 第3条2項の『法』の上に『警察署長は、』を加え、『第2号』を削り、「作成」を削る
(具体例、学校教育法施行令の一部を改正する政令 改め文:文部科学省

新旧対照文例
総務省|新規制定・改正法令・告示 法律

実際、新旧対照表でも改め文でも、改正前と改正後がはっきりといろいろな手段で比較できれば問題ないのですが、 上記総務省のページの新旧対照表ではPDFというテキスト処理に向いていない、印刷を前提としたフォーマットでの公開となってしまっています。

PDFによる新旧対照表の公開よりは、テキスト処理が容易なHTMLによる改め文方式の方が、ずっと簡単に扱えます。


「改め文から新旧対照表をつくるアプリ(プロトタイプ)」
こちら、「改め文」は決まった書き方になっているので機械処理しやすく、簡単に新旧対照表は作成できることを実証するアプリです。

最初は、改め文も新旧対照表もどっちも不要で、過去の法律がWebで見えたらそれでいいと思ったのですが、なんと「法令データ提供システム|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ」では、過去の法律を見ることができないのです。 (同様に鯖江市条例も過去条例を見ることができませんでした)

なので、改め文か新旧対照表かいずれかが、きちんと機械可読な状態ででるかどうかが、過去を辿れない今、非常に重要なわけです。

一番のオススメは、日本もドイツのようにオープンソースと同様Github管理すること。 新しい法律をアップロードすれば、自動的に差分を分かりやすく抽出してくれます。国民が法律改正案を自分のページに改変・転載して議論するベースにしたり、過去の改正による変化を検証したりと、より透明性の高い政治が期待できます。

民間サービスの停止が不安であれば、日本政府サイトに生データをどんどんため続ければOKです。 過去何十年分もの法律データは膨大か?所詮テキストデータなので、全部足しても1GB(約5億文字)もないでしょう。 1GBは動画1時間分程度の容量なので、現代では誤差といえるほどの大きさです。

いち早くGitHubでの条例管理に踏み切るのはどこの自治体でしょう?

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