きっかけ:本家の高専プロコン(http://www.procon.gr.jp/)とは違った、もっと学生らしく、自由な発想で開発がしたいと思ったからです。先日、福岡県で開催された高専プロコンで、私は「少子高齢化社会」をテーマとして高齢者を見守るためのソリューションを開発しましたが、その作品は正直なところ、審査員受けや大人にどう見えるかを気にして創っていた部分が少なくはありません。このコンテストではそういったことを気にせずに、開発ができる!と思い、参加を決めました。
意気込み:この今回のアプリコンテストの結果に関わらず、実際に使えて、かつ便利だと思ってもらえるような作品を創るのが僕のポリシーです。そのためにも実装の問題などで機能やデザインを妥協することなく開発していきます。また、これから応募締切までまだ時間があるので、1人でも多くの方に創ったアプリを見て、手に取って使ってもらい、アドバイスを受けて、洗練させた上で、エントリーをしたいと思っています。
夢:実を言うと、具体的に「これをしたい!」と思うことはまだ見つかっていません。ですが、漠然と普段の生活を便利にするようなものを創りたいと思っていて、かつそれを今一番好きであるプログラミングという技術で実現できれば最高だ、と思っているんです。これを益々具現化するために、これからも様々な機会に恐れず挑戦し、経験を積んでいく中で、将来の選択をしていきたいと思っています。
(石川高専 山元翔太さん)
作品には創り手の思いが表れます。強い思いがこもった作品は、使っただけでうれしくなります。高専プロコン経験者で果たせなかった思い、ぜひ思う存分発揮しちゃってください!
夢を見つけるキーワード、それは"行動"です。私の好きな言葉は「犬も歩けば棒にあたる」「修せざれば現れず」「ものは試し」です。すべて、何事もやってみないことには分からないという意味です。「修せざれば現れず」は、福井在住エンジニア、平鍋さんのプレゼンテーションで教えてもらった、福井県、永平寺に掲げられているかっこいい言葉です。永平寺では、他にも深い言葉に出会えるので、ぜひどうぞ。
「犬も歩けば棒に当たる」は、いろはかるたの一番最初として有名なこの言葉、「犬でさえも行動すれば何かいいことがある、人もいろいろ悩まず行動すると何かいいことに当たったりするよ」という意味で解釈して、最近のお気に入りです。運を上げるたったひとつの方法、それは、たくさん行動することです。宝くじを当てるのは簡単で、たくさん買えばいいだけです。掛金は自分の時間です。
人間の脳もコンピュータと同様、インプットとアウトプットがあります。当たり前のことですが、アウトプットはインプットでしか決まらないものです。ユニークなアウトプットに必要なものは、ユニークなインプット。ありきたりのインプットでは、凡庸なアウトプットにしか、なりようがありません。"行動"は多様で多彩なインプットをもたらします。五感で感じることすべてが脳への刺激的なインプット、つまりアウトプットの元となります。頭で考えることは、眠ることと等しく、すばらしいことですが、それだけ行なっていても新たな展開は見込めません。
学生のみなさまの行動が、ステキなアウトプットにつながりますように!
まだまだ間に合う裏プロコン、締め切りは来週月曜日です。
「高専パワーが社会を変える 裏プロコン開催挨拶」
「プロコンの審査について - 裏プロコンへ寄せられた思い 高専生編1」
「チーム開発で大事なこと - 裏プロコンへ寄せられた思い 高専生編2」
「ユーザー第一! - 裏プロコンへ寄せられた思い 高専生編3」
「半X半プログラマーが生み出す新アプリ - 裏プロコンへ寄せられた思い 高専生編4」
「人生日々改善=ライフハック - 裏プロコンへ寄せられた思い 高専生編5」
「きっかけメーカーになろう - 裏プロコンへ寄せられた思い 高専生編6」
「道具=時間を生み出すもの - 裏プロコンへ寄せられた思い 高専生編7」
「【第1回】jig.jpアプリコンテスト2012 ~裏プロコンはじめます。~」