すべてのコンピューターは誰かにプログラミングされたもの。
その入り口は決して難しいものではありません。
2020年の小学校プログラミング教育必修化に向けて、どう教える?どう用意する?議論が始まった2016年。
12/4(日)福井県福井市にて「こどもプログラミングサミット」を開催、学校、民間教育機関、民間企業が集結、参加者全員で21世紀のプログラミング教育を考えます。
「こどもプログラミングサミット2016 in Fukui」
Hour of Code、IchigoJam、教育レゴマインドストーム、GLICODE、Scratchと、各種こどもプログラミング教材が体験できるワークショップと、ディスカッション。
福井から始まり、モンゴル、ベトナム、シリコンバレー、そして南相馬でのワークショップでも手応え感じたこどもパソコンIchigoJam。 実は、開催すればするほど開催側にも大きな学びがあります。
人に教えることは最高の学習。プログラミングとは、何も知らないコンピューターにひとつひとつ丁寧に教えること。自分からは決して忘れることがない、かわいい自分だけの生徒となると同時に、自分のスキル向上にも気がつけます。
「IchigoJam BASICのはじめのいっぽ」のBASICのGOTOコマンドを使わないバージョンをつくってみました。 かつて、教育現場から嫌われつつも、多くのプログラマーを産んだBASIC。意外と楽しいですよ!
Aと打って間違えてみよう
A Syntax error
LEDをつけよう
LED1 OK
LEDをけそう
LED0 OK
WAITとは?
WAIT600 OK
数をかえると?
WAIT60 OK
組み合わせるとなにが起きる?
LED1:WAIT60:LED0 OK
ピカっと光らせよう
LED1:WAIT6:LED0 OK
ピカピカっと2回光らせるには?
LED1:WAIT6:LED0:WAIT6:LED1:WAIT6:LED0 OK
10回光らせるのは大変ですが・・・
LED1:WAIT6:LED0:WAIT6:LED1:WAIT6:LED0:WAIT6:LED1:WAIT6:LED0:WAIT6:LED1:WAIT6:LED0:WAIT6:LED1:WAIT6:LED0:WAIT6:LED1:WAIT6:LED0:WAIT6:LED1:WAIT6:LED0:WAIT6:LED1:WAIT6:LED0:WAIT6:LED1:WAIT6:LED0:WAIT6:LED1:WAIT6:LED0 OK
繰り返すコマンド、FORを使うとすっきり!
FOR I=1 TO 10:LED1:WAIT6:LED0:WAIT6:NEXT OK
20回にするには、10を20に変えてエンター
FOR I=1 TO 20:LED1:WAIT6:LED0:WAIT6:NEXT OK
ここで登場、変数(へんすう)N
N=5 OK ?N 5 OK
20をNに変えてエンターで5回繰り返します
FOR I=1 TO N:LED1:WAIT6:LED0:WAIT6:NEXT OK
Nを1000にして、FORコマンドの行にカーソルを移動し、エンターで1000回に!(途中で止める時はESCキー)
N=1000 OK
先頭に番号をつけるとプログラムとして記憶できます
1 N=1000 2 FOR I=1 TO N:LED1:WAIT6:LED0:WAIT6:NEXT
記憶したプログラムを実行するRUNコマンド
RUN Break in 2 OK
記憶したプログラムを表示するLISTコマンド
LIST 1 N=1000 2 FOR I=1 TO N:LED1:WAIT6:LED0:WAIT6:NEXT OK
このままでは電源を切ると消えてしまいますが、保存するSAVEコマンドを使います
SAVE 0 Saved xx bytes OK
別のプログラムを最初からつくるときはNEWコマンド、LISTで何も表示されなくなります
NEW OK LIST OK
読み込むときはLOADコマンド、LISTで元通り!RUNで実行!
LOAD 0 Saved xx bytes OK LIST 1 N=1000 2 FOR I=1 TO N:LED1:WAIT6:LED0:WAIT6:NEXT OK RUN
電源を切って、キーボードもテレビのケーブルも抜いてしまいましょう。
その状態でボタンを押しながら電源を入れると、LOAD 0してRUNを自動起動!
点滅が始まります!
パソコンやゲーム機だけでなく、冷蔵庫やエアコン、テレビのリモコンだってコンピューターが入っています。 そんな身の周りにあるコンピューターはすべて、こうしてできているわけです。
なんでも作れちゃうような気がしてきませんか!?
ここまでを教えるのに、はじめてキーボードを触る小学生3年〜中学生で、20分程度です。
45分で何を伝えて、何を伝えないか、教育は奥が深いです。続きは、プログラミングサミットで!
「こどもプログラミングサミット2016 in Fukui | PCN プログラミング クラブ ネットワーク」
フライヤー&参加申込書(PDF)
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