2017-07-01
身の回りのものをとりあえず作ってみたくなる年頃の子におすすめの新商品「tempeX
トランジスタによってIchigoJamからの出力(OUT2)を増幅して、モーターや大音量ブザーを駆動できる!


付属の温度センサーIC MCP9700-E/TO を使って、暑くなったら回る扇風機など、自分好みの賢い扇風機にしてみよう!


IchigoJam用、tempeXはキットになっているので、はんだづけによる組み立てが必要(15分〜30分ほど)
モーターやブザー、単4電池2本は付属していないので、何も持っていない場合は合わせて買っておくとよし!


CN1/CN2のピンヘッダのはんだづけは、IchigoJamに乗っけてやると楽!


tempeXの部品!
抵抗100Ω、ダイオード、2ピンヘッダ、コンデンサ10uF、温度センサー、トランジスタ、スイッチ、14ピンヘッダx2、電池金具
*トランジスタの前に、スイッチをはんだづけした方が楽かも


温度センサーは、IchigoJamの三端子レギュレーターと同様、少し浮いていてOK。


早速、とりあえず温度を表示してみよう!

?ANA(2) 260 OK

ANA(2)でIchigoJamのIN2にかかった電圧が計測できる。
0のとき0V、1023のとき3.3Vなので、260*3.3/1023=0.838V かかっている。
この温度センサー MCP9700 は、0.5Vのとき0度、0.01Vごとに温度が変わると書いてあるので、(0.838-0.5)/0.01=33.8、33.8度!?暑い! でも、精度がプラスマイナス4度とあるので、30度から38度の間という意味となる。

10 A=ANA(2) 20 V=33*A/10 30 T=(V-500)/10 40 ?T,V,A 50 WAIT 30 60 GOTO 10

温度変化を表示するプログラムがこちら(IchigoJamでの小数や大きな数の計算には一工夫必要)
いろいろ計算して、試してみよう!


IchigoJamのOUT2が接続されているCN4にはモーターなどが接続可能!
OUT2は、PWMコマンドも使えるので、PWM2,0 〜 PWM2,2000 で、パルスの長さを変えて出力制御!
NPO法人NEXTDAYのモータードライバーキット付属の扇風機は、一旦回した後ならPWM2,400でゆっくり回った!
ということで、1秒おきに強さがせわしなく変わる扇風機のプログラムがこちら

10 OUT2,1:WAIT30 20 P=RND(16) 25 ?P 30 PWM2,400+P*100 40 WAIT 60 50 GOTO 20


J1のジャンパーをつなぐと単4電池の電源をIchigoJamにも供給される。
SAVE0して、ボタンを押しながらスイッチオンでオリジナル扇風機の出来上がり!
ただし、温度センサーは電源が不安定になってうまく動かないので、一工夫必要。


1モーターで動くミニ四駆や、タミヤのロボットに搭載してみるのもおもしろい!

links
- IchigoJam 夏休みの工作に!
- tempeX 組み立てキット | Programming Club Network 学校向け電子工作キットシリーズ

Tweet
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
本ブログの記事や写真は「Creative Commons — CC BY 4.0」の下に提供します。記事内で紹介するプログラムや作品は、それぞれに記載されたライセンスを参照ください。
CC BY / @taisukef / アイコン画像 / プロフィール画像 / 「一日一創」画像 / RSS