2018-03-29
「デプロイ」とは、ソフトウェア開発現場用語でシステムを利用可能な状況にすること。
ソフトウェアの場合はコマンド一つで済む話、実社会へ設置するIoTには多種多様なハードルがあって楽しいです。


近日公開、鯖江市日野川などに設置しているIoT水位センサー、デプロイ作業(設置作業)
水面までの距離を測って、定期的にネットへ飛ばす測距IoT。


20cmから150cmまでの距離を測れるシャープ製測距モジュール「GP2Y0A02YK」を使った実験方法
なぜか伝統的にVCCが黒、GNDが赤と逆なので注意!

IchigoJamに接続するには線がか細いので、ジャンパー線を半分に切って、はんだづけして熱収縮テープで処理。
ついでに、VCCは赤、GNDは黒へと変更しておきます。
センサーの電源は4.5V-5.5Vと書いてあるので、電源は5V/GNDへ。
出力(VOUT)はアナログ対応のIchigoJamのIN2へ接続。

10 N=ANA(2):?N 20 GOTO 10

距離が計測できました。近づくにつれ値が大きくなり20cmで860あたりまで上昇、その後近づくとまた小さくなるので注意。


sakura.ioを使って、IoT化!

10 N=ANA(2):?N 20 LET[0],2593,19457,N,0,0,0,N>>8^N^102:?I2CR(79,#800,13,#820,3) 30 WAIT60*60 40 GOTO10

1分おきに電圧をそのままネットに送信!
参考:【IchigoJam BASIC × sakura.io】ではじめる、はじめてのIoT | さくらのナレッジ 20行は、下記のようにも書けます。

20 POKE#800,#21,10,1,76,N,N>>8,0,0,0,0,0,0,N>>8^N^102,36,0,36:?I2CR(79,#800,13,#820,3)


測距センサーもsakura.ioも5Vを使うので、端子に一工夫。
長いピンソケットを折り曲げ、5ピンピンソケットをはんだづけして、分岐しました。

sakura.ioモジュールをスリープ制御して、IchigoJam自体をWAIT60,60,0や、SLEEP60などと省エネ・低電力モードにすることで、寿命をコントロールできます。

お手軽IoT、いろいろ活用しましょう!

links
- 【IchigoJam BASIC × sakura.io】ではじめる、はじめてのIoT | さくらのナレッジ

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