2019-02-03
3社共催、親子プログラミングイベント、楽しんでくれました!

2019-2-3 はじめてのIoTデータ活用 親子プログラミングワークショップ

かんたんデータ管理の kintone(キントーン)の サイボウズ
かんたん格安IoTの sakura.io(サクラアイオー)の さくらインターネット
かんたんプログラミングの IchigoJam(イチゴジャム)の jig.jp

人間業じゃない計算力と記憶力を持ち、世界中とつながるコンピューターくんを味方にしよう!
「データで遊ぶ」をテーマに、その入口を親子で楽しく体験するイベント。

スライドダウンロード
はじめてのIoTデータ活用 親子プログラミングワークショップ kintone x sakura.io x IchigoJam (PDF)


サイボウズ社長室ビジネスプロデューサー 中村龍太さんから、kintoneの魅力をご紹介!
牛乳で身長は伸びる?運動で身長は伸びる?データで検証してみよう!


まずはプログラミングはじめの定番、LEDの制御、エルチカゲーム、エルチカロボット、かわくだりゲーム!
電子工作も、プログラミングも、極力シンプルでインパクトあるものにとチューニングしています。


本題、IoTとは? IoT = Internet of Things、(人じゃなくて)モノのインターネット
いろんなものとネットを通じて話ができたり、モノとモノ同士がお話したりする世の中のスタートです。


インターネットは、世界100億台のコンピューターがつながったもの。
2台のIchigoJamをつないでネットワーク実験!
子供2人、Aさん、Bさんとしてペアになって、順番に操作!


遠隔操作、ブロック、チャット体験、コンピューターはつなぐともっとおもしろい。


今回使ったIchigoSodaは、IoT通信モジュール sakura.io が内蔵されたIchigoJam。

こちらが1行ずつ、楽しくキーボードからタイピングしてできあがった、かわくだりゲーム!

10 CLS:X=15 11 CLT 20 LOCATE X,5:?"O" 30 LOCATE RND(32),23:?"*" 35 WAIT 3 36 X=X-BTN(LEFT)+BTN(RIGHT) 39 IF SCR(X,5) GOTO 50 40 GOTO 20 50 ?"GAME OVER!" 60 S=TICK():?S

1行足すだけで、IoTエディションのできあがり!

70 IOT.OUT S

かわくだりゲームが、みんなの反射神経を計測するIoTデバイスに早変わり!


kintoneでみんなから送られたデータをみよう!


かわくだりゲーム、スコアランキング!
しばらく放っておいたらチートされてすごいスコアにw


大人の問題、子供がチャレンジ!
お父さん、お母さんに課題を聞いて、IoTでどう解決するか考えてみよう!
「大人の課題」とかけて「子供の好きなもの」と解く、その心は?
と、なぞかけ形式にして、即興で答えを出してもらうのもいいかも。
時間があれば、じっくり時間をかけて「こどもIoTハッカソン」が楽しい!
(課題例:留守中の火災が怖い → 創電さん、IchigoSodaで、IoT火災報知器「火守くん」を開発、販売!)


自由時間、果敢にサーボや光センサーに挑戦する子供たち!


kintone の今回のイベントページ。質問や、感想などもこちらに描いていただきました。
右側にあるアプリがメイン!


お父さん参加が多かった、今回の親子ワークショップ。親子で楽しくプログラミング、ぜひご家庭でも!


自分でつくれる IcihgoJam、秋葉原にある PCN秋葉原Assemblage ではんだづけできますよ!


楽しい作品、PCNこどもプロコンへぜひどうぞ!
決まった、第9回のノミネート作品はこちら。
PCNこどもプロコン2018 一次審査結果発表 | PCN プログラミング クラブ ネットワーク


ちょうど節分!


kintone x sakura.io x IchigoJam IoT.OUT
大人も楽しいかんたん、IoTプログラミング!

IoTでデータを気軽に集めて、kintone のグラフでいろいろデータで遊んでみると、また新たなデータが欲しくなる。
オープンデータを含めて、たくさんデータを集めてできたビッグデータ、かんたんAIを使ったアドバンストコースも楽しそう!
さくらインターネットさん中心で進む、宇宙オープンデータプラットフォーム「Tellus」β公開しています!

Tellus


本日の機材、準備らくらく IchigoJamスピードパックのIchigoSoda&わくわく電子工作キットバージョン
こんの研修してみたい!機材提供など、ご相談ください!

技術的なお話

IchigoJam ver 1.3 で正式対応した、IoT.OUT を使って、64円/月/1万回通信の格安IoT sakura.ioを通じて、1コマンドでネットへ送信。 Python3 で sakura.io から WebSocket で受け取ったデータ kintone REST API で、kintone アプリに送信、グラフ化などが簡単!というシカケ。


通信モジュールを sakura.io の管理画面で登録、サービス連携として、WebSocketを設定。
ここで表示されるトークンを使います。


ドラッグ&ドロップでできちゃう、kintone上でのアプリづくり。
かわくだりゲームのスコアランキングアプリは、「文字列(1行)」でモジュール番号、「数値」でスコアを入れることにします。
設定、APIトーク、生成する、アクセス権、レコード追加にチェックをいれて、こちらのAPIトークンと、例として URL app=?? と書かれている ID を使います。

こちらPython3のプログラム、WebSocketで受け取ったデータを、kintone に送る

import http.client import websocket import json import ssl SAKURA_TOKEN = *sakura.ioのトークンを設定* KINTONE_DOMAIN = "*kintoneのドメインを設定*.cybozu.com" KINTONE_TOKEN = "*kintoneのAPIトークン" KINTONE_APPID = *kintoneのAPP ID* SAKURA_MODULE = [ { "id":"m01", "module":"*モジュールID1*" }, { "id":"m02", "module":"*モジュールID2*" }, ] def getModule(moduleid): for item in SAKURA_MODULE: if item['module'] == moduleid: return item['id'] return None def sendData(module, val): record = { "app": KINTONE_APPID, "record": { "文字列__1行_": { "value": module }, "数値": { "value": val } } } requestJson = json.dumps(record) headers = { "Content-Type": "application/json", 'X-Requested-With': 'XMLHttpRequest', 'X-Cybozu-API-Token': KINTONE_TOKEN } connect = http.client.HTTPSConnection(KINTONE_DOMAIN) connect.request("POST", "/k/v1/record.json", requestJson, headers) response = connect.getresponse() print(response.status) data = response.read() print(data.decode("utf-8")) def on_message(ws, message): data = json.JSONDecoder().decode(message) mestype = data['type'] if mestype == 'channels': module = getModule(data['module']) val = data['payload']['channels'][0]['value'] print('on_message: ' + module + " -> " + str(val)) sendData(module, val) if __name__ == "__main__": websocket.enableTrace(True) path = "wss://api.sakura.io/ws/v1/" + SAKURA_TOKEN ws = websocket.WebSocketApp(path) ws.on_message = on_message ws.run_forever(sslopt = { "cert_reqs": ssl.CERT_NONE })

*参考
レコードの登録(POST) – cybozu developer network
IchigoSoda スタートガイド — sakura.io ドキュメント
WebSocketでの通信内容の確認 — sakura.io ドキュメント


あとは受け取ったデータでグラフをつくるだけ。こちらも選択ボックスから順番に選ぶだけ、右側にプレビューがあるのでわかりやすい!


かわくだりゲーム、一番たくさんやったのはだれかなランキング!
いろんな切り口のグラフが、簡単に作って、すぐにグループ内で共有できます。


sakura.io、イベントアラートを設定しておけば、いつのまにかすごい数が通信されてしまう心配も無用。
切断アラートを使えば、電池切れや意図しないトラブルの検出もできます!

* 撮影協力、チアプログラミング 浅井さん

links
- 小学生がつくるIoTプログラム教室、サイボウズ、jig.jp、さくらインターネットが共催 - BCN+R
- はじめてのIoTデータ活用 親子プログラミングワークショップ レポート | CSAJ 一般社団法人コンピュータソフトウェア協会

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