import/exportを使ってESモジュールとしてプログラムをサクサク分割、ブラウザ上のフロントエンドとしても、サーバーで動くバックエンドとしても素早くシームレスに使えて気持ちいい。
フロントエンドもバックエンドもJavaScript。 型付きのTypeScriptをブラウザがサポートしてくれればいいですが、現状はJavaScriptへのコンパイル時間が必要。コードを書いて動くまでの間が嫌いなので、スピード重視のJavaScript派です。
楽するコツは、再利用。一度書いたコードは二度と書かない。ちょっとしたコードでも切り出して整理しておけば、URLインポートで簡単に使えます。
安心して使うために必要なのがテストコード。Deno 1.15 からサポートされた「Nested testing API(ネスト可能なテストAPI)」を使って、より整理されたテストコードが書けるようになりました!(まだ --unstable 扱い)
例えば、おなじみフィボナッチ数列を返す関数をシンプルに書きます。
テストが通ることを確認し、fib(40)がM1 MacBookAirで1秒もかかってしまう問題を解決するとします。
作ったコードに機能を追加したい時、今までの機能がちゃんと動くか心配になります。テストコードを書いておけば、その心配なくどんどんプログラムをきれいにできるわけです。
「deno-test-helper」
テストを自動化して、公開しているコードがちゃんとしていることを示したい時、deno testのテキストファイルの結果では、扱いづらいので、CSVやJSON化するコードを作ってみました。
CSV形式にすれば表計算ソフトで開けます。deno test --unstable をリダイレクトして使うコマンドライン用ツールです。下記のようにURLを直接していして起動できて便利です。
deno test --unstable example/fib.test.js | deno run https://code4fukui.github.io/deno-test-helper/test2csv.js
--json オプションで、JSON出力もOK。標準入出力のみを使うので、パーミッションが必要ありません。ファイルや通信などでいたずらすることができない Deno のセキュリティモデルのおかげで、URLでimportしても安心です。
(Node.js にはこのようなセキュリティモデルがないので、npm でインストールしたツールが何でもできてしまって怖いのです。最近のハイジャック例)
便利なコマンドいろいろつくって公開しましょう!