オープンデータは、一般的には表形式の数値や文字データが基本となるが、関連する写真や映像、キャラクターなども併せてオープンデータにすると効果が高い。これらがオープンデータとなることで、具体的なアプリなどの応用アイデアが生まれやすくなり、簡単に作ることができる分、アプリの量や質も広がるに違いない。
例えば、観光データと、観光写真と、地域のゆるキャラなど、キャラクターがオープンデータとなった場合、バスやタクシーで移動するだけで、近くの観光地を観光写真とガイドさんっぽくゆるキャラが合成された画面上で、そのゆるキャラがいろいろと情報をくれる。ゆるキャラ観光案内アプリが、デザイナーさんの力をあまり借りずとも創ることができるようになる。
CC BYであれば、そのキャラクターのポーズや表情などを自由に創ることができるため、イラストが描ける人がチームにいれば、より楽しいリアクションを作ったり、ゲームへと応用するなどプラスアルファの部分に時間が使えるようになることの利点は大きい。
映像素材ライブラリーは、3つのランクに分かれていて、ランクAの素材は、ほぼ独自サイセンスながら、CC BYのようなオープンな規約となっているので、映像素材として再編集したり、静止画として取り出して使ったり、自由度が高い。その上、高画質で数も豊富なので、一度、じっくり見てみたい。