「令和6年能登半島地震 潮位データ マップ」
令和6年能登半島地震による潮位データを日本188箇所の地点をマップから追加、削除しながら比較できるアプリを作りました。
昨日作成した、潮位をモニタリングするアプリで、潮位の変動が落ち着いていく様子が確認でき、一旦の役目は終えました。
参考に、過去の潮位データを辿ってみようとしたところ、なんと、ダウンロードできるのは1か月前までのみ。この状態では、今回の潮位データも1ヶ月すると取得できなくなってしまいます。気象庁の公式サイトでの潮位表示も3日分は過去1日分を表示するのみなので、1/3時点で1/1の地震当時の潮位が見られない状態。
全国の潮位データの記録を残しておきたいので、全潮位観測点のデータ収集を開始!
一覧データが見つからないので「気象庁 | 潮汐・海面水位のデータ 潮位表」から、リンクを辿って、全観測点データをスクレイピングするJavaScriptのプログラム「scrape-stations.js」によってデータ作成。
「DMS on GitHub」
地点のページ「気象庁 | 潮汐・海面水位のデータ 潮位表 七尾(NANAO)」にある緯度経度は、度分秒(DMS)表記だったので、すぐに変換できるようにライブラリ「DMS.js」としてまとめておいた。
順調に進め、観測点のページ「気象庁|潮位観測情報」から気象庁や、港湾局など、観測点のオーナーを表すデータを収集しようとしたところ、観測点一覧を表すJSONファイル「tide_area.json」と「area.json」を発見。最初からこれを使えばよかった。ダウンロードする「download-area.js」と、階層化されたJSONをフラットなCSVファイルにする「make-stations.js」を作って、一覧データ「stations.csv」作成完了!188箇所ありました。
「全潮位データ観測所」
「download-cmd.js」を使って、1/1と1/2のデータを全観測値分ダウンロード。これでデータの保全が完了!
続いて、csv-mapを使って地図表示。アイコンクリックでiconclickイベントが飛ぶようにアップデートして、地点毎の比較ができるアプリにしました。
「令和6年能登半島地震 潮位データ マップ」
北は北海道、南は山口や対馬まで津波の到達が確認できます。太平洋側には全く響いていないこと。太平洋側と日本海側とでは干満の差が大きく違うことなど分かります。
「eqnoto2024 src on GitHub」
JavaScriptとHTMLによるシンプルなビジュアライズアプリ。いろんな分析のベースとしてもご活用ください。