サブタイトルが「開発者の立場からオープンデータを考える会議」で、経産省和田さん、総務省井幡さん共に、開発者との連携の重要性を話してくれましたが、開発者としては、少々むず痒いところです。開発者といえど、一市民、過度に持ち上げてくれる必要はありません。
なぜかまだ、プログラミングという技能が神格化されているところがあります。ただ昨今の発達したIT環境を持ってすれば、シニアの方がわずか1時間半でオリジナルアプリを作ったり、越前市役所の全く専門外の会計課の方がオープンデータをきっかけに勉強し「越前市ゴミチェッカー」というごみ分類アプリを作成して公開したりと、敷居は非常に低くなっています。もちろん、経験やスキル豊富なプログラマーがいなくては解決しない問題もありますが、今まさに必要とされている課題解決のためのアプリのほとんどは、そう難しくない技術で実現するものばかりです。
社会課題の解決にITの活用が高らかに謳われる昨今ではありますが、ぜひ開発者の方、一市民としての目線を持って、どうすれば解決するのか一緒に考えることから始めてみませんか?最初は極簡単なものでも、誰かのオープンな作品のコピーでも、開発者視点が入るだけというんもOKです。たった1つのシンプルなアプリが、多くの人を動かすきっかけになる、それがオープンデータが普及した場合のダイナミズムです。Let's be a Civic Programmer!
本日、人工370万人、日本最大の市、横浜市のオープンデータがスタートしました!XMLという開発者に馴染み深い形式で公開してくれた思いに対する回答は、ぜひアプリで返しましょう!
「横浜市総務局 公開データ」にて、防災関連データがXMLで公開されました。
これで行政の公式サイト内でオープンデータを実践する都市数は、13となりました(福野調べ)。
「日本のオープンデータ都市マップ」
関連リンク
- イベント参加中のメモ書き
- イベントでの写真アルバム