2024-05-27
福井県システム工業会の総会、4次元時空間情報基盤アーキテクチャというものを知る。2次元の位置情報に加え、高さと時間が加わった4次元データ。

地球上の2次元座標としては緯度経度精度を1つの文字列で表すGeo3x3があるので、これに高さと時間を加えれば4次元。まずは時間表現を考える。

時間といえば、1400億年前から4300億年後までは表現できる、国際原子時(TAI)の12byteのバイナリまたは@ではじまる16進法で表現するTAI64N。ただ@マークで始まる25文字はちょっと長い。

そこで提唱するのが、64bitの秒と、32bitのナノ秒なので、単純に秒の整数や小数で表現する「TAI64ND」、TAIの64bit表現+ナノ秒を10進法表現です。(TAI64N-es on GitHub)

2024-05-27T23:35:35.558Z

@40000000665518ec21426780

1716852935.558

と、なかなかにコンパクト。単純に秒なので、差分の計算も可能!

2024-05-27T23:35:35Z

@40000000665518ec00000000

1716852935

秒の小数以下を使わないのであれば、小数点ごとなしにしてもOKです。


「TAI64ND demo」
with TAI64N-es on GitHub
気軽に扱う、閏秒の無いため巻き戻りがない時間ID、TAI64Nの標準と新テキストを合わせて表示デモ!

links
- 37秒早いもうひとつの時間、プログラムにオススメ時刻表現、TAI64NのJavaScript実装
- 2038年問題の次は4300億年問題、TAI64N-esをBigInt化して宇宙の歴史も記録可能に!

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