2024-12-13
大学入学共通テスト(旧センター試験)でかつて使われたプログラミング言語、共通テスト手順記述言語(DNCL)の説明MarkDown化し、気になる点をIssuseに挙げた。ただ、来年の試験では、DNCLは使用されず、共通テスト用プログラム表記(または、共通テスト用のプログラム表記)に変わるとのこと。


「code4fukui/DNCL: 共通テスト手順記述標準言語 (DNCL) の説明」

DNCLはdeprecatedな様子。残念ながら言語としてみると、未定義な部分が多く、実装に適さなかった。(12のIssues)。令和4年度令和5年度令和6年度の本試験の問題に登場。


「「情報」で使用されるプログラム表記はどのようなものか?」

2025年(令和7年)の共通テストでは、DNCLが使われないことが発表されている。


「code4fukui/DNCL2: 共通テスト用プログラム表記の説明」

DNCLをforkする形で、共通テスト用プログラミング表記をDNCL2としてMarkdown化した。ただし、こちらは仕様ではなく、例示なので、実装には適さない。

処理の固まりを明示するbegin/end型から、Pythonのようなインデント風に大きく言語仕様が変わっている。

加減乗除の四則演算は,『+』,『-』,『*』,『/』で表す
整数の除算では,商(整数)を『÷』で,余りを『%』で表す
べき乗は『**』で表す
DNCLと共通の改善提案として一点。小学校の算数でしか使わない「÷」記号を整数除算の記号として使用すること。演算子で唯一の全角記号となっており、ここまでPythonに寄せ、「**」をべき乗としているくらいなら「//」を使えば良かったように思う。
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