商用言語は複雑すぎる。
BASICからC言語、C++、Java、JavaScriptと、begin/endなどで構造を記述する言語と縁が遠かった人生。ただ、一般的な文章では馴染の薄い括弧 { } を使わない記法にもいいところがあるかもしれない。そこで、Pascalのヴィルト氏リスペクト、DNCL3をベースに新しい教育用構造化プログラミング言語「Wirth(ヴィルト)」を作成。
「Simple Structured Programming Language (Virth) - GitHub」
Wirth (pronounced 'virt') is an easy-to-learn, sleek structured programming language. (forked DNCL3)
ヴィルトと発音する「Wirth」は、学びやすく、洗練した構造化プログラミング言語です。括弧で構造を表現するDNCL3をベースに開発しました。仕様書はひとまず英語で記述。
「Wirth Playground」 src on GitHub
一通り動作します。
DNCL3のカッコ書きと、Wirthの表記、どちらが好みですか?
DNCL3 と Wirth
ifの終わりは endif、ループ系の終わりは next、関数定義の終わりは end で表現。パースの関係で do-whileはなく、do-untilのみ対応です。
手続き型言語 IchigoJam BASIC の表記により近いので、構造化プログラミング言語のステップアップにはこちらの表記がよいかもしれない。
links
- 【訃報】プログラミング言語「Pascal」の開発者ニクラウス・ヴィルト氏が89歳で死去、ソフトウェア設計のパイオニアとして複数のプログラミング言語を考案し1984年にチューリング賞を受賞 - GIGAZINE
- オープンソースの新プログラミング言語、共通テスト用プログラム表記「DNCL3」を実装と共に提案