2013-11-30
2013年はファミコンもMSXも誕生してちょうど30年の記念の年。ハードウェア的一日一創も慣れてきたので、壊れて動かなくなってしまっていた中学3年生〜高専1年生の頃の愛機MSXturboR(Panasonic FS-A1GT)の修理に挑戦してみました。


こちらがMSX最高スペックを誇る、FS-A1GT、CPU:R800(Z80互換の16bitCPU)、RAM 0.5GB!

以前フロッピーディスクドライブのゴムの交換をしてもらったのですが、電源が入らず、どうも電源系の異常ありとのことで、そのままになってしまっていたもの。電源には、プラス12Vとマイナス12Vを使っているらしいことが分かったので、格安で買えそうなPCの電源を流用しようと、ハードオフへ。


こちらが電源ドナーとなるPC、ジャンク品、525円で購入。


ばらして電源を取り出す。他にも使えそうなパーツを集めたり、とりあえずばらしてみるのが楽しい。高専生2年生〜3年生頃はこうしてDOS/Vマシン組み立てやってたことを思い出し、懐かしくなる。


問題の回路、100Vをトランス通して12Vにしているらしいところは、テスターで見ても全く電圧がかからず。白と黄色2本の線が、GNDと12Vと-12Vなはずですが、どっちがどっちかわかりません・・・。Facebookで問いかけつつ、いちかばちかつないでみようかと思っていた所に、カートリッジに出ている電源ピンとの導通を見てはとナイスアドバイスをいただき、左からGND、12V、-12Vと判明しました!(その時の投稿、ちなみにアドバイスくれたShichiさんとは、黒プレステ開発キットねっとやろうぜ時代からの友人!)


ということで、PCの電源を接続し、スイッチオン・・・動かない。カートリッジの電源ピンを見たところ、5Vのはずのところが1.5V程度しかない様子。PC電源から5Vに一瞬つないでやると、なんと起動してくれました。最初は気が付かなかったのですが、二つ上の写真、コンデンサが1つ液漏れしちゃっているのが原因かもしれません。


まぁ、ひとまず動いたので記念にMSX BASIC!


そして、MSX界のWindows的OS、MSX VIEW!Macのハイパーカードみたいなソフトがついていて、絵本アプリを創ったり、Window表示するミニアプリを創ったりしてました。

完璧ではないものの、30周年記念の年に動く姿を再び見られたことがうれしいです。プログラミングの楽しさを教えてくれた、MSX。その精神を引き継ごうと決意を新たにしました。ありがとう、MSX!!

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