まずは、おなじみ110円マイコン、LPC1114のピンをどう使うかなんとなく考える。まずミニマムで必要な、ディスプレイ(OLED)と上下左右と2つボタンのコントローラがつながればOK。"o"印は、拡張用に空いているピン。設計書はこのエクセルで作った表の写真のみ、以後パソコンは一休み。
外装は秋月でパーツを買った時についてきた透明な箱。はさみで切れるユニバーサル基板を使って、なんとなく配置を決める。
コントローラは1つ10円のタクトスイッチというのもので創る。6つのボタンは、スイッチの一端をひとまとめにしたGND(グランド)と合わせて7つの信号線で伝えるシンプルなもの。MSXのジョイスティックもこれと同じ方式だったと知った。
本体部分も完成。表から見るとすっきりシンプル。ボタン電池CR2032だけでどのくらい動くかは、創ってみてのお楽しみ。
裏側は配線だらけ、ひとつずつはんだづけしていく地味な作業が意外と楽しかったりする。ここで間違えて、マイコンを壊してしまうと面倒なことになるので、ひと通りテスターでつながりをチェックしておく。ピン配置は考えなおしたほうが良さそう。
パソコンを久々に立ち上げる。本体、コントローラ、ディスプレイを合体させて、とりあえずBASICを入れてみる。
動きました!
シリアル通信を使って、BASICでプログラミングでき、いつでもどこでも創ったゲームを人に自慢できちゃいます。
初めて創るポケットサイズのポータブルゲーム機、名づけて「LPC1114boy」。iPhone5sのモーションプロセッサとしても搭載された、今をときめくNXP社のエントリー用110円マイコン、LPC1114を使ってもらいたいのと、ゲームボーイリスペクトなネーミングです。ピンの使い方を固定すれば、MSXのようにみんなでアプリを創って交換できて便利かも。
ゲームが教えてくれた事。
それは、自分の思い通りになる達成感。