2014-05-15
日本政府、総務省のオープンデータに関する昨年度の取り組みのひとつ「自治体行政情報実証実験」の舞台、人口370万人と日本最大の人口を誇る横浜市と、眼鏡フレーム生産シェア日本最大の鯖江市でした。


(総務省の実証実験概要、横浜市政策局政策部政策課担当係長の関口昌幸さん

その横浜市でのイベント「政策デザイン勉強会 Vol.23「鯖江・横浜からオープンデータを考える」」にて、そのふりかえりと今後についてディスカッション。33都市、点在するオープンデータの目をつなぐナニカが必要です。小さくとも具体的にユースケースに刺さるアプリを見つけて創る宝探しを楽しみましょう。キーワードは、JK、高専、ウェアラブル。

2010年、W3CでWeb発明者ティムの言葉が発端でスタートしたデータシティ鯖江。2012年LODチャレンジの授賞式会場で出会った横浜のオープンデータスペシャリスト。その後、鯖江市視察、オープンガバメントサミットへの登壇など、交流が進み、実証実験というひとつのマイルストーンを超えました。ディスカッションから、この縁を育て広めるためのきっかけとして見えてきたひとつが「歴史オープンデータ」です。


三次元に広がる地理空間に、歴史という時間軸を足した四次元の世界は、既存の静的なメディアでの表現は難しく、タップや傾けるなど自由にいじって、いろいろな角度から見ることができるスマホアプリとしてのビジュアライズの可能性が期待できる分野です。

2013年の鯖江Webアプリコンテストの最優秀賞作品「タイムマシンさばえ号」や「さばえカルトクイズ」など歴史に関するオープンデータを使ったアプリは誰もが楽しく使えます。横浜における試み「みんなでつくる横濱写真アルバム」も写真・位置情報・説明がオープンデータとなればかなりおもしろく使えそうです。(織田信長つながり例

楽しいアプリから、さりげなく何かあったらココは避難所になるのか、こういう災害の歴史があったのかという情報が入り、その積み重ねが減災へとつながるはず。完成した楽しいアプリは積極的な横展開。ちょっとしたオープンデータを使ったゲームが、思わぬ地域間の新しい交流を生み出す可能性も大いにあり。つまり、高専生など、ゲーム好きの学生、チャンスです。

横浜と鯖江、Face2Faceでつながりが更に深まる夜でした。

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