2014-10-27
日本から遡ること16時間のアメリカ、サンタクララで終えた、長い月曜日。いよいよスタートしたW3C(ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)最大の会議、TPAC2014(ティー・パック)。HTML5や、CSS、Webアプリケーション、位置情報、テレビとWebなど、Webに関する様々なトピックスが様々な会議室にて話されます。普段はメーリングリストや、ネット会議で進められるスタンダードを決めるプロセスですが、こうしてたまには直接会う機会があると、その後のコミュニケーションもスムーズです。

Web発明者でありこのW3C創設者であるティムが「RAW DATA NOW」と言って出てきたデータの多くはテーブル状のファイル、CSVが多くありました。日本の都市オープンデータも、大多数がCSVによるオープンデータとなっています。古くからあるCSVというフォーマットを整理し、2015年のWeb標準化を目指して、2013年「CSV on the Web Working Group」がスタートしています。


会議はワーキンググループ毎に同時多発的に進みます。ほとんどのワーキンググループがオープンに話されており、オブザーバーとしての自由に参加できます。ディスカッションの内容は、リアルタイムにIRC(チャット)を使って共有され、議事録が残ります(27日分)。CSVに情報を付加して、5つ星のオープンデータ化、RDFと相互変換する仕様が話されています。

CSVとオープンデータといえば、昨年、福井県から参議院選挙に立候補した、たきなみ宏文氏のCSVによるオープンデータ。その表示アプリとして「オープンデータブラウザ」を創りました。データ内にURL/URIを入れることで、つながります。CSVの規格化によって、5つ星オープンデータの活用が広がることでしょう。


TPAC CSV、と書かれた会議室入り口。


こちらは Web Applictation、参加者、オブザーバー共に多い!


今年はWeb25周年&W3C20周年。記念Tシャツをもらいました。左は2011年にもらったもの。


夕食、和牛バーガーとシリコンバレーサラダ。

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