大切な宝物、雑誌MSX-FANと、その存在に気が付かせてくれた別冊の「MSXプログラムコレクション50本ファンダムライブラリー」、 読者投稿のBASICのプログラムから厳選されて掲載される、雑誌MSX-FANの大好きなコーナー「ファンダム」から更に厳選された50本が載っている。


1988年1月30日発行 MSXプログラムコレクション50本ファンダムライブラリー2

ゲームが大好きだった当時、ファミコンなどのカセットは高価でそう何本も手に入れられるものではない時代(交換も流行りましたね!)。 手軽に手に入る雑誌に掲載された数々のゲームはとても魅力的でした。 ただ、そのゲームを遊ぶには掲載されたプログラムを「打ち込む」必要があります。 長いプログラムは当然打ち込むのも大変・・・。

MSX-FANのいいところは、1画面プログラム部門といって、32文字x24行の1画面に収まる部門が設定され、コンパクトでおもしろいゲームが多数掲載されたところにあります。 キーボードに不慣れな子供でも、ページの半分以下に書かれた文字数であれば、小一時間がんばれば打ち込み、遊ぶことができます。 慣れてきたら、5画面や10画面など、より長いプログラムの打ち込みにチャレンジ!(間違いをチェックするプログラムも付いていたのも助かりました)

投稿されたゲーム、1本ずつに下記のような充実したコンテンツ
- 画面キャプチャー
- ゲームのレビュー
- キー操作方法説明
- プログラム(BASICのソースコード)
- 作者からの声
- プログラム内で使用している変数の説明
- 番号毎の説明
- ものによって、改造法(オリジナルステージの追加方法)
- ものによって、使われているテクニックの解説

GitHubなどオープンソースは山のようにありますが、ここまで丁寧に解説されたものはそうありません。


プロコレ2掲載ゲーム、浜田伸一郎氏作「TINY MOOB」をIchigoJamに移植(別のハードウェアで動くように改造すること)してみました。 大流行した倉庫番型のパズルゲームで、数字を3x3のスライドパズルのように中央に並べればクリアというゲーム。 なかなか歯ごたえありました!


こどもプロコン3冠のMASAHARUによる最新作「凧上ゲーム

強風と時々現れるおじゃまドローンに注意しながら、凧を高くあげて点数を稼ぐゲーム。

プログラムという表現手段に燃える気持ちは30年経っても変わりません。

いま見ても新鮮に感じられるゲームアイデアが詰まっていて楽しいMSXの投稿ゲーム達。 1画面部門はシンプルなので、1KB制限のあるIchigoJamへの移植もしやすいです。

残念ながら、このすばらしいコンテンツは現在入手困難。徳間書店さん、MSXプログラムコレクションの電子書籍化いかがでしょう?

1 'TINY MOOB 10 S=1:F=ASC(":") 20 CLS:X=14:Y=7:GOSUB100*S 30 K=INKEY():A=(K=RIGHT)-(K=LEFT):B=(K=DOWN)-(K=UP) 40 X=X+A:Y=Y+B:Q=SCR(X,Y) 50 IF Q=32 OR Q<>F AND SCR(X+A,Y+B)<>F X=X-A:Y=Y-B ELSE LCX-A,Y-B:?":":IF Q<>F AND Q<>32 LC X+A,Y+B:?CHR$(Q) 60 IF K=SPACE GOTO 20 70 LC X,Y:?CHR$(236) 80 C=0:FOR I=0 TO 8:C=C+(SCR(16+I%3,9+I/3)=ASC("1")+I):NEXT:IF C=9 IF S=3 ?"OMEDETO!":END ELSE ?"CLEAR!":WAIT60:S=S+1:GOTO20 90 GOTO30 100 LC14, 7:?"::: :::" 110 LC14, 8:?":1:::3:" 120 LC14, 9:?":::2:::" 130 LC14,10:?" :456: " 140 LC14,11:?":::8:::" 150 LC14,12:?":7: :9:" 160 LC14,13:?"::: :::" 170 RETURN 200 LC14, 7:?"::: :::" 210 LC14, 8:?":4:::3:" 220 LC14, 9:?"::5:6::" 230 LC14,10:?" ::9:: " 240 LC14,11:?"::8:2::" 250 LC14,12:?":1: :7:" 260 LC14,13:?"::: :::" 270 RETURN 300 LC14, 7:?":::::::" 310 LC14, 8:?": 987 :" 320 LC14, 9:?":::::::" 330 LC14,10:?"::654::" 340 LC14,11:?":::::::" 350 LC14,12:?": 321 :" 360 LC14,13:?":::::::" 370 RETURN

IchigoJam版「TINY MOOB」 by 浜田伸一郎氏
チュートリアル代わりに簡単なステージ1を追加し、原作ステージ1と2を収録。
ぜひオリジナルステージを追加して遊んでみてください!

パズルゲームは遊ぶだけでなく、ステージづくり、ルールづくりと多重に楽しめてお得です!


IchigoJam買えるところマップ
書籍扱うジャムハウスさん、オープンデータ公開してくれました!

この記事は「MSX Advent Calendar 2015 - Adventar」の13日目の記事です。

MSX-BASIC の1画面プログラミング技術 - nagix」を拝見し、参加しました!
MSX-FANという投稿雑誌で見た「8192階建ての塔」のエラーメッセージを利用したエンディングというスゴ技、今でもその感動を鮮明に覚えてます。

小3からのMSX育ちで、30周年を機に修理したMSXturboRで、BASICを見直し、MSXリスペクトでつくったIchigoJam。 RAM4KB、FlashROM32KB、1つのBASICプログラムは1KBまでというMSX1以上に厳しい環境を使うので、MSX時代の技が活かせます!

ということで、今回はnagixさん記事をなぞった、MSXユーザーのためのIchigoJam入門です。

・初級

変数を1文字にする
MSXは2文字まで使えた変数名ですが、TinyBasicをベースにしているIchigoJamでは変数1文字しか使えません!

行番号を1文字にする
10から始まって20、30と増やしていき、途中の行追加に備えるという古のテクニックはIchigoJamでも有効です。 ラベルの対応も検討中ですが、ラベル名を考える手間、ラベルに必要なメモリ、ラベルを探すための処理時間を考えるとさほど優先度は高くないかも。 画面ではなく1KBまでのIchigoJamですが、中間コードを使わないテキスト保存なので、行番号短縮は有効です! ちなみに、MSXで使えた行番号0は、IchigoJamでは使えません。(追記、ver1.2でラベル対応

空白は全て削除
こちらも有効です。字句解析で後述の16進数表記以外での空白は無視しています。

演算子の優先順位を把握して括弧を削減
プログラム領域節約のため、ぐっとシンプルにした演算子の優先順位。ビット演算を含めて掛け算割り算系を1つの優先順位にまとめています。 同一優先順であれば左から順に実行されるので、それを見越したカッコづかいがポイントです。 また、カッコが多いとスタックがあふれてしまい、Complex expressionエラーがでるので、その点でも有効です。

リプレイはRUN
GOTO1より短い!有効です。ちなみに、LRUN(=LOAD & RUN)というコマンドを使って、別のプログラムに連携起動して、1KBの壁を超えることもできます。

・中級

1行の文字数を40文字の倍数に近づける
IchigoJamでは横文字数32文字なので、1画面でカメラでとって共有する際は有効かも。メモリ容量的にはできるだけ長くが基本です。

比較演算子の結果を制御または計算に利用
とても有効です。Java/JavaScript言語などでいう三項演算子的なBASICならではの記述方法が懐かしい!

10 K=INKEY() 20 IF K=RIGHT X=X+1 30 IF K=LEFT X=X-1

と書くところを

10 K=INKEY() 20 X=X+(K=RIGHT)-(K-LEFT)

と短くかけます。比較演算子が真なら1を偽なら0を返すからです。MSXでは真の時-1だったので注意です。 C言語的にもTRUEは1で、プチコンでも真は1を採用しているようです。

スプライトパターンの定義
スプライトはありませんが、代わりにキャラクターパターンを簡単に定義できます。

POKE224*8,0,1,2,4,8,#10,#20,#40

#で始めると16進数です。MSXでいう&Hですね。ちなみに2進数は&Bの代わりに`を使います。 コンマで区切って連続して書き込めるのがいいでしょう!ちなみに、配列も連続代入できます。

LET[0],1,2,3,4,5

NEXTの変数の省略
有効・・・というか、NEXTの後に変数はつけられません。

キーの入力待ち
有効です。

FORI=0TO1:I=!!INKEY():NEXT

でキー入力待ちができます。(!!は否定論理演算子を2つ重ね、INKEY()<>0 と同じ意味となる)

LINE ではなく DRAW
無効、グラフィックス命令はないので使えません。ただし、セミグラフィックが定義されているので自前でLINEコマンドなどをつくると楽しめます。 マシン語を使って速度アップも!

命令の省略形を使う
有効です。
PRINT → ?
LOCATE → LC
GOSUB → GSB (ver1.1)
RETURN → RTN (ver1.1)

・上級

スプライト操作にVPOKEを使う
スプライトはありませんが、画面描画はVRAM直接変更が有効です。

エスケープシーケンスの利用
エスケープシーケンスの代わりに、いくつかのキーコードをカーソル移動など特殊な画面操作に割り当ててあります。

?"AB";CHR$(LEFT,LEFT,DOWN);"CD";

・変態級

マシン語直書き
USRコマンドでArm Thumb-2 マシン語を直接呼び出せます。詳しくは「IchidoJamでArmマシン語入門」へ!
また、プログラム領域1KBはそのままバイナリを書いておけば、保存読み出し可能なので、一見プログラムが無いように見えても実はマシン語で動くゲームとかはつくれるはず!

おまけ

8192階建ての塔風の画面を紹介しておきます。
ぜひ1KB以内でつくってみてください!

おわりに
nagixさんはじめ、たくさんの憧れのMSXプログラマーさん達に育ててもらえたこと、本当に感謝です!
MSXのような楽しいプログラミングを今度は自分が次世代のこどもたちに伝えてあげる番だと思ってつくったのがIchigoJamです。 小学生MASAHARUを始め、ソフトコンペでのこどもの活躍がうれしい限りです!

IchigoJamは、プログラミングの入り口なだけでなく、RaspberryPiやArduinoなどと同様、流行りのIoT電子工作など、シンプルでフィジカルなハードウェアいじりが楽しいコンピューター。 FacebookグループIchigoJam-FANでは大人な投稿も多数あります。

懐かしのテクニック、ぜひ周りのこどもたちにもご披露ください!

NHK BS1で放送された1970年代から続くパソコン競争を辿る「スティーブ・ジョブズ vs ビル・ゲイツ」
証言で蘇る人間ドラマと、当時の映像・写真が良かったです。
スティーブ・ジョブズ vs. ビル・ゲイツ | BS世界のドキュメンタリー | NHK BS1

中でも目を引いたのがこちら、ビル・ゲイツ氏の持っていた紙に書かれたMSXの文字!

「MSX International version (USA & Europe) charcterset」 with Mr. Bill Gates

MSXの先頭二文字はマイクロソフトのMS。MSXというパソコンに出会ってこそのIchigoJam。先日NHKさんに取材いただき、 海外向けのNHK WORLD「great gear」にて放送予定となりました!
(海外での放送時間、6/18(木) 0:30-0:58, 6:30-6:58, 12:30-12:58, 18:30-18:58(日本時間))
(日本での放送時間、6/27(土) 03:00-03:28 ※スポーツ中継で変更可能性あり)

MSXの影響強い、こどもパソコンIchigoJamのキャラクターセットはこちら


こういうプログラムを書くと、キャラクター一覧を表示できます。


キャラクターコードを表示するには、余りを算出する演算子"%"を使って、このように。 (15行を追加、30行にPRINT追加、40行ジャンプ先変更)


数字の不揃いを整えるには、GOSUB/RETURNを使って、このように。
(15行をGOSUBに、100行からNの数を揃うように表示してRETURNするプログラムを追加)

多くの子供達で賑わった、IchigoJamプログラミングスクール初日、楽しそうでした!
ジョブズ氏が思考の自転車と呼んだパソコン、プログラミングができるとできないでは大違いです。

さて、ジョブズ対ゲイツ、勝負の行方は!?

久々のBASICプログラムの写経スタイル。N88互換BASICへの移植に触発され、IchigoJam BASICで書かれたプログラムをMSX BASICに移植。使ったパソコンは中古ショップで見つけて保護した、SONYのMSX2「HITBIT HB-F1XD」。プリインされている MSX BASIC version 2.0 は、マイクロソフト製!


「止まったらOUT」 by くぼゆきおさん(@tentenV3) の MSX-BASIC移植版
くぼさん、3/21、日本橋ストリートフェスタ エリアE「こども工作広場 日本橋小学校体育館」にて、IchigoJamとベーマガを展示されるとのこと!!(Twitter)

移植のポイント
120行-180行 画面の大きさに合わせて数値を変更(IchigoJamは36x27)
210行 生きながらえた時間がスコアになるので、TIME=0 で初期化(IchigoJamではCLTコマンドを追加するといいです)
300行 MSXのINKEY$は文字列が返るので、受け取ったらASC()命令でキーコードに変換(IchigoJamでは文字列変数が使えないので、INKEY()でキーコードが返ります、キーバッファが空の時は0)
420行-430行 BEEPの音色違いはPLAY文に置換(IchigoJamのBEEPは高さと長さを指定できます BEEP 5,30)
520行 VPEEKで画面表示で使っているメモリを取得します。アドレスを調べたらSCREEN1では0x1800(16進数)から32文字刻みでした(IchigoJamでは、LOCATEした位置をVPEEK()だけで取得や、VPEEK(x,y)でコードが取得できます)
530行 何もない場所、MSXでは32(=スペースのコード)に変更(IchigoJamではCLSで全部0になります)

いつもの小さなディスプレイ、相性がどうも悪く色がでず、IchigoJam風味なモノクロMSXとなっています。

- プレスリリース | jig.jpがこどもパソコン『IchigoJam』のライセンス販売スタート ~1,500円コンピュータでプログラミング教育の支援を目指す~
- BASICが動作する“こどもパソコン”「IchigoJam」のライセンスが150円で販売 - PC Watch
- IchigoJam 公式サイト
- IchigoJam BASIC リファレンス
- ベーマガ01(電子工作マガジンNo.26)掲載「止まったらOUT」について | トライアングル エレクトロニクス

幼少期を過ごした名古屋、「JAIPA Topics » ISP&クラウド事業者の集いin名古屋」にてオープンデータ講演。なんと6回目の共演となる静岡県庁の杉本さんと、5つ星オープンデータを広める同志、横浜市役所の関口さんも一緒!

はじめてのパソコンMSXを買ったと思われる「名古屋栄のど真ん中安さ一番、トップカメラ」を何度も乗った地下鉄東山線を使って寄ってみた。名古屋のテレビ塔は日本一古いらしい。本場で食べる味噌煮込みうどんも懐かしい。


「乗降チェッカー(名古屋市地下鉄東山線)」
名古屋市交通局のオープンデータを使って、乗降位置を事前に確認できます。時刻表データもあって楽しく開発できそうです。名古屋市在住の方、ぜひいろいろ改造してください!


シークレットゲスト、名古屋市、河村たかし市長!東京以外で最も稼ぐまち、名古屋市は日本で唯一市民税を減税、その原資は市長給与を始め、市役所職員の給料減額によって生まれた170億円。ひとりあたり年間1.1万円がもらえている計算になるらしい。

市長の給料2,300万から800万にした上に、4年任期毎にあった4,000万退職金も廃止。その効果は4年でなんと1億2,000万円。市民の判断でまちは変えられる。ふるさとのひとつ、名古屋自慢がひとつ増えました。誇れる名古屋のデータ、ぜひオープンデータにしてください!


名古屋といえば、えびふりゃー。大きい!(比較用、こどもパソコンIchigoJam

名古屋アプリ
- 乗降チェッカー (名古屋市地下鉄東山線)
- PM2.5時計(名古屋編) 市内PM2.5オープンデータから最大値を表示
- 名古屋市オープンデータを使った名古屋城パズルアプリ

ハードオフでのMSX1との25年ぶりの再開、30周年を機に修理したMSXturboRBASICを見直し創ったIchigoJamタケベ無線店内に飾られたMZ-2000、思い出と創造がつながり、タケベ無線さんのご協力を得て、晴れて6/8(日)に開催することになった、新旧パソコン三つ巴体験会です。


「新旧パソコン三つ巴 MZ-2000 vs IchigoJam vs MSX」
- 協力:タケベ無線

MZ-2000を囲んで、みんなでパソコンという未知に挑戦した電気屋さんの中の熱気は、コンピューターが溢れる現代で再現することはできませんが、親子で楽しめ、Google Glassや、インターネットにつながる小型コンピューター(IoT/アイオーティー)へ思いを馳せつつ、プログラミングを体験することで、何かのきっかけにつなげることができれば幸いです。


IchigoJamで昆虫ロボ、プログラミングで動かせます。(動画)


2つで200円で買えるモーター制御用のICTA7291Pを使って、2つのモーターをIchigoJamの汎用出力につないでコントロール。モーター用に単3電池4つを使っています。


町内のこどもに体験してもらいました。ロボが動くと男の子の反応がいい。女の子にはLEDチカチカから入るのが良さそう。

安価な子供向けPC「IchigoJam」を発表する。

子供向けとして有名な Raspberry Pi は、セットアップが難しく、インターネットに接続し、フィルターなしのインターネットにも接続してしまうため安易に小学校の低学年の子供に与えられなかった。


左)IchigoJam 右)Raspberry Pi

IchigoJam は、テレビとキーボードと電源をつなぐだけのシンプル構造。インターネットにはつながらない。危険なWebサイトの閲覧はもちろん、動画サイトを延々と見続けるようなこともできない。

できることは、BASICでプログラミングをするのみ。電源を入れるとメッセージと共に主人による指令、つまりプログラミングを待つのみ。プログラミングに集中できる設計となっている。


動作イメージ(家庭の大画面液晶テレビに接続し、リビングでもOK)

スペックは以下の通り

CPULPC1114 Cortex-M0 48MHz
RAM4KB
FlashRAM32KB (SYSTEM 12KB)
解像度296x216px(37x27文字)
色数2色 (白 or 黒)
出力NTSC (ビデオ出力)
入力PS/2キーボード
電源microUSB


IchigoJam - $15を目指す、イチゴーと他の組み合わせてジャムセッションのように楽しむの意

こどもパソコンIchigoJam
IchigoJamに関する本ブログ記事

※2016.2.18追記、現在の仕様は下記のように更新されています。
296x216px(37x27文字) → 288x216px (36x27文字) → 256x192px (32x24文字)
SYSTEM 12KB → 24KB
links
- 2014年 目指すはMSX! Raspberry Pi より安価な IchigoJam 発表!
- 2015年 創る人を創ろう! Pepper より安価な こどもロボットPaprika 発表!(Kids Robot paprika)
- 2016年 MSXになりたい「こどもパソコンIchigoJam」あの起動ロゴを搭載!(boot logo)
- 2017年 IchigoJam Zero the World's Lightest PC 0g 150yen for IchigoJam Things!
- 2018年 盲聾のこどもたちにもプログラミングを! 体で感じる体表点字、IchigoBrailleでブラインドプログラミング、IchigoJam 4th Birthday!

MSXの楽しさを教えてくれた雑誌「MSX-FAN」、見つけてから欠かさず購入してました。一番好きだったのは読者投稿のゲームが掲載された「ファンダム」というコーナー。編集さんによる審査を通過した作品が毎月十数作品掲載されていました。おもしろそうなゲームを見つけては、雑誌に書いてあるプログラムを自分のMSXにがんばって打ち込みます。

一見無意味な作業のようにみえるこの「打ち込み」は、現代でも「写経」といって、プログラミングの非常に有効な勉強法だったりします。「写経」がそうであるように、先人の書いた道をなぞることによって、その作法が自然と刷り込まれます。

1991年10月からは、720KBのフロッピーディスクが付録としてつくようになり、楽にはなりましたが、どれを遊ぼうかと打ち込むプログラミングの長さも踏まえて吟味する楽しみは減ってしまったかもしれません。ただ、その代わり、マシン語を操るためのアセンブラ入門や、C言語入門など、新たな楽しみへと進んでいくきっかけにもなりました。

ひさびさに開けてみたMSX-FANの付録ディスク全33回分。1995年8月に休刊となるまでのすべてを保存してあります。22年も経っていますが、無事読み込めました。

こちらシフトアップしてライバルより速く走る1キーゲーム。非常にシンプルです。1画面部門といって、MSXのちょうど1画面、40文字x24行にプログラムを納めるという俳句的な部門が、打ち込みも楽で好きでした。惜しくも最終ステージで負け。

コンティニューは1面からですが、面倒なので、プログラムを修正していきなり最終ステージになるように改造し、見事クリア画面を見ることができました。ゲームを自分好みに改造するのが、ファンダムならではの楽しみ方です。親切なプログラムの解説や、打ち込み間違い防止用のチェックサムなんかもついている読者を育てようとする意気込みに、頭が下がります。

現代の子供でも楽しんでもらえそうなネタが豊富なので、付録ディスクをひと通りバックアップすることにしました。読み取りエラーが出た1枚を除き、ほとんどがコピーできました。全部圧縮しても22.3MBしかありませんが、MSXに対する思いが詰まった密度の濃さはどんなデータにも負けないかも。


「MSX BASIC VIEWER」

せっかくなので、コピーしながら、MSX BASICで作られたプログラムファイルをパソコンで見られるようなツールを作っておこうと思いたち、なんとなく動くようにまでなった「MSX BASIC VIEWER」です。手持ちのプログラムを上記ツールを開いて、ブラウザにドロップすると、BASICの中間コードを可読テキストに変換します。

ちなみにデフォルトで書いてあるBASICのプログラムを実行するとこんな画面が出ます。MSX30周年の年が終わろうとしていますが、みなさまの何かを始めるきっかけになれば幸いです。

起動確認までできた20年前の愛機、MSXturboR(エムエスエックス・ターボアール)、調子の悪い電源回路を回避するため、ファミコンのようについているスロットを使って修理した記録。スロットの端子にある+12/-12/+5/GNDをAT電源から接続することで完動を確認!MSX BASICは今でも手軽に創って遊べるコンピューターとして通用しそうだ。


MSX用空スロットが売っていればよかったが、そんなものはなく、似ているものということで懐かしのISAバスがぴったり来るのではないかと思い、ヤフオクでISAバス接続のモデムのジャンクを購入。2.54mmピッチがぴったり!ただ、サイズが大きく、ちょっとはみ出る。


ということで、110円マイコンカットにも使った、ノコギリに登場してもらい、カット。


テスターで接点同士のつながりが無いことを確認。


電源からのピンをさせるようにピンソケットをはんだづけ。


スロットにぴったり刺さる。MSXスロットのピン配置は、「MSXカートリッジスロット端子表」を参考させてもらった。上段は右端から-12V/+12V、下段は右端から2か3番目に5V、4か5番目にGNDを接続する。(5VとGNDだけでも起動したが、音がでない)


AT電源側は、せっかくなので汎用的な電源として使うことも想定したピンを作成。適度な大きさの基板に使える電源線・信号線を集約。各信号線は色分けされていて分かりやすい、紫:待機用5V、黒:GND、緑:電源供給入力信号(GNDでON)、赤:5V、青:-12V、黄:+12V、オレンジ:3.3V、灰:電源安定化出力信号(5Vで安定)。とりあえず、緑と黒はジャンパでつないで、すぐに電源が入るようにしておく。


AT電源は出力が大きく、ショートさせてしまうと燃えたり、爆発したり危険なため、はんだづけ後のチェックを慎重に行い、ホットボンド(グルーガン)で固めておく。


すっきりした、AT電源とMSXとの接続。問題は、AT電源のファンの回る音がうるさいこと。もう少しコンパクトな電源を探してみよう。


無事動作。1,000回は見たであろうMSXturboRの起動画面。YouTubeで探してもなかったので記念にアップ。


タイピングの感覚を懐かしみながら、ひさびさにMSX BASICでプログラミングしてみました。こちら、四角いスプライトを定義して、カーソルで上下左右に動くようにした、ゲームの基本形。20年たってもプログラミングの基礎は一緒、今でも子供にMSXでプログラミング教室だってできそうだ。


その頃のデータが入っているフロッピーディスク。2DDという規格で720KBしか入らない。昔のまま、大量に残っている。ディスクドライブの調子が悪く、時々しか読み取ってくれないので、これもいずれなんとかしたいところ。

中学校3年生で福井に引っ越してきて、修学旅行が終わってしまっていたことの引き換えに買ってもらい、高専1年生の時、フル活用した思い出のコンピュータ、MSXturboR。20年経っても楽しさは色褪せてない。

2013年はファミコンもMSXも誕生してちょうど30年の記念の年。ハードウェア的一日一創も慣れてきたので、壊れて動かなくなってしまっていた中学3年生〜高専1年生の頃の愛機MSXturboR(Panasonic FS-A1GT)の修理に挑戦してみました。


こちらがMSX最高スペックを誇る、FS-A1GT、CPU:R800(Z80互換の16bitCPU)、RAM 0.5GB!

以前フロッピーディスクドライブのゴムの交換をしてもらったのですが、電源が入らず、どうも電源系の異常ありとのことで、そのままになってしまっていたもの。電源には、プラス12Vとマイナス12Vを使っているらしいことが分かったので、格安で買えそうなPCの電源を流用しようと、ハードオフへ。


こちらが電源ドナーとなるPC、ジャンク品、525円で購入。


ばらして電源を取り出す。他にも使えそうなパーツを集めたり、とりあえずばらしてみるのが楽しい。高専生2年生〜3年生頃はこうしてDOS/Vマシン組み立てやってたことを思い出し、懐かしくなる。


問題の回路、100Vをトランス通して12Vにしているらしいところは、テスターで見ても全く電圧がかからず。白と黄色2本の線が、GNDと12Vと-12Vなはずですが、どっちがどっちかわかりません・・・。Facebookで問いかけつつ、いちかばちかつないでみようかと思っていた所に、カートリッジに出ている電源ピンとの導通を見てはとナイスアドバイスをいただき、左からGND、12V、-12Vと判明しました!(その時の投稿、ちなみにアドバイスくれたShichiさんとは、黒プレステ開発キットねっとやろうぜ時代からの友人!)


ということで、PCの電源を接続し、スイッチオン・・・動かない。カートリッジの電源ピンを見たところ、5Vのはずのところが1.5V程度しかない様子。PC電源から5Vに一瞬つないでやると、なんと起動してくれました。最初は気が付かなかったのですが、二つ上の写真、コンデンサが1つ液漏れしちゃっているのが原因かもしれません。


まぁ、ひとまず動いたので記念にMSX BASIC!


そして、MSX界のWindows的OS、MSX VIEW!Macのハイパーカードみたいなソフトがついていて、絵本アプリを創ったり、Window表示するミニアプリを創ったりしてました。

完璧ではないものの、30周年記念の年に動く姿を再び見られたことがうれしいです。プログラミングの楽しさを教えてくれた、MSX。その精神を引き継ごうと決意を新たにしました。ありがとう、MSX!!

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