2016-11-28
Webの住所(アドレス)には、「http://」で始まるものと「https://」で始まるもの、2種類あります。
一文字違いの「s」はsecure(安全)の意味、httpには経路中に改ざん・盗聴されるリスクがあります。
銀行やネットショップでは昔から使われていたhttpsですが、今後は標準になります。

httpのまま使う問題点
- Google検索で上位に表示されにくくなる(Google公式ブログより 2015.12.18 / 2014.8.7
- 2017年1月移行に登録されるiPhone/iPadアプリでアクセスできなくなる(SSL対応必須
- Webアプリで現在位置取得できない(iOS10Chrome
- HTTPS上にあるWebアプリから画像取得できない(AKIJIKANで画像が表示されるされない問題
- FacebookやTwitterなどのアプリ内で表示されなくなる可能性がある

地方自治体のオープンデータが、httpsになっていないと、他のアプリからの使用ができなくなります。
Webアプリからhttpの画像データへのアクセスができなくなるなど、すでに弊害もでています。

全国の自治体Webサイト一覧から、https対応状況をチェックしてみました。
今年の3月、一覧を作成データでは、11件だったものが、29件と18件増。対応は進んでいますが、全体のわずか1.5%。 早急の対応が求められます。


日本の自治体「Webの安全」対策率」(data on GitHub) 2016.11.29現在

もちろん行政だけでなく、民間も!
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HTTPS標準元年への備え、万全ですか?

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