BASICでプログラミングしかできないコンピュータ IchigoJam ですが、プログラミングには欠かせない入力デバイス、キーボードをつないで、テレビとはいえディスプレイに出力するという、構成はパソコンそのものです。
プログラミングだけでなく、組み立て方も道具を一切使わず体験できるブレッドボード版 IchigoJam を通じて、コンピュータの基本を学んでみましょう。
部品一式はこの通り。
- ジャンパー線 x 8
- ブレッドボード(白い板状のもの、ハンダ付けすることなく配線できる)
- IchigoJam Core(LPC1114にIchigoJamシールが貼ってある)
- コンデンサ 0.1uF(電源のノイズを除去するもの、オレンジや青の2本足のもの)
- 抵抗 100Ω / 470Ω / 330Ω x 2(電流量を調整するもの)
- 三端子レギュレーター 3.3V 50mA(電圧3.3Vをつくるもの)
- ビデオ端子
- PS/2キーボード端子
- 緑色LED
- 赤色LED
- 電池ボックス(またはmicroUSB)
こちらが IchigoJam の回路図です。左側が出力、右側が入力と電源になっています。
回路図を横の列が電気的につながっていて、ハンダ付けがいらないブレッドボード上に、このように配線していきます。
まず、ビデオ出力用の回路をつくります。470Ωと100Ωと抵抗を写真を参考に、このように曲げます。
ブレッドボードにIchigoJam Core、ビデオ端子を差し込み、黒い線(または白い線)、黄色い線、抵抗をつなぎます。ブレッドボードは、この写真で縦5つずつが電気的につながっています。
次に電源回路をつくります。三端子レギュレーターの足を写真を参考に少し広げます。
平らな方を外側にして、差し込み、一番上側をIchigoJam Coreの赤に、一番下をIchigoJam Coreの黒(または白)につなぎます。真ん中をPS/2用に線を差しておきましょう。
コンデンサ 0.1uFをふたつ用意し、ひとつを三端子レギュレーターの一番下と真ん中へ、もうひとつをIchigoJam Coreの黒(または白)と赤のところへ差し込みます。
緑色LEDの長い足をIchigoJam CoreのLEDB(またはLED)にさし、短い方をIchigoJam Coreのひとつ下にさします。そのさした列とIchigoJam Coreの黒(GND)まで330Ωの抵抗をつなぎます。同様に、赤色LEDはLEDR(またはOUT4)とIchigoJam Coreのふたつ下を使って330Ωの抵抗とつなぎます。
PS/2キーボード端子を写真のように差し込みます。
キーボード端子から、
- 1番からIchigoJam Coreの黒(または白、GND)へ
- 2番からIchigoJam CoreのKBD1へ、緑の線で
- 3番からIchigoJam CoreのKBD2へ、青の線で
- 7番から三端子レギュレーターの真ん中へ、オレンジの線で
それぞれつなぎます。
電池ボックスのスイッチがOFFであることを確認してから、単三電池4本をいれたらできあがりです。テレビとPS/2キーボードをつないで、スイッチを入れてみましょう。もし画面に何も映らなければ、すぐにスイッチを切って、配線が間違っていないか確認してみましょう。画面に「IchigoJam」と表示され、キーボードで打った文字が表示されれば成功です。
IchigoJamでつくろう、プログラミング入門はこちら
- 思い通りに光をあやつろう
- シューティングゲームをつくろう
- IchigoJam BASICリファレンス
- IchigoJam スペック
こちらブレッドボード版 IchigoJam は、こちらで購入できます。
「IchigoJam ブレッドボードキット | Programming Club Network」
こちら先週の鯖江のおまつりご縁市にて体験してもらった時の様子。
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