とはいえ、モノに組み込むために作られたコンピューターチップ、マイコンの開発環境を準備するのはちょっと大変でした。その敷居をぐっと低くしてくれたのが Arduino。また、低価格スマホの副産物として登場した超低価格PC Raspberry Pi によって、PC向けの資産を活かした開発もできるようになり、電子工作の自由度がぐっと広がりました。
そんな楽しい「インターネット電子工作ものづくり」への敷居を更に下げる IchigoJam(イチゴジャム)。電子工作界のハローワールド、エルチカ(LEDをチカチカさせる)を紹介します。
LEDを用意して、短い方をGND、長い方をOUT1に入るように挿し込みます。(レジンでつくったオリジナルLED)
このようなシンプルなプログラムを書いて、RUN で差し込んだLEDが点滅!
ESCで止めて、WAITのあとの数を小さくすれば速く、大きくすればゆっくりになります。
OUTコマンドはピン番号と1か0でONかOFFをコントロール。
WAITコマンドは"待て"の意味で、1/60単位で指定します。
GOTOコマンドで次に実行する手順番号(行番号と呼ぶ)を指定することでくりかえします。
今回はLEDにつないだ電気信号、モーター制御につなげば車やロボットのコントロール、ディスプレイにつなげば映像に、スピーカーにつなげば音になります。
チカチカさせるLEDの他、家庭用のテレビ、ビデオケーブル、PS/2キーボード、microUSB電源だけご用意ください。
IchigoJam, Arduino, Raspberry Pi の比較
開発に初心者用プログラミング言語BASICを採用し、難易度がぐっと低く、パソコンが不要なのが特徴です。自分で組み立てることから始めると愛着も沸くのでおすすめ!ネットワークはありませんが、konashiへの接続や、外付のボードをつなげばOK!
FOR/NEXT、パターンジェネレーター、マシン語、I2Cなど、強力になったIchigoJam BASIC ver1.0.0、まもなくリリースです!(開発版ベータはすでに公開中です)
- IchigoJam