アップルやマイクロソフトが誕生した1970年代、コンピューターは一部の恵まれた環境にいる人のモノでした。使い勝手の良いハードウェア(スマホ、タブレット)、OS(基本ソフト)、さまざまなアプリ(応用ソフト)の登場によって、今日コンピューターは完全に生活に溶け込むまでになりました。一方、子供とコンピューターの距離は遠ざかっています。コンピューターを本質的に扱うスキル、プログラミングをすべての子供に提供する。これがプログラミング クラブ ネットワーク(PCN)の活動です。

使うと創るは大違い

0歳児がタブレットを使うことができても驚くことはありません。赤ちゃんであってもラジオで音楽を聞き、テレビを見ることができます。ラジオを聞くことができるのと、作ることができるのでは大違い。過去を使い、上乗せすることが技術革新。急速にブラックボックス化が進む中、子供の純粋な好奇心の行き場がなくなっています。

こどもとパソコンが一番遠い国、日本

ベネッセ教育総合研究所の2008年の調査によると、自分専用のパソコンがあると答えた小学生はわずか4%。内閣府の2014年の調査「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」では、調査7国(日本、韓国、アメリカ、英国、ドイツ、フランス、スウェーデン)中のパソコン普及率ダントツの最下位です。車と同様、強力な道具、インターネットを安易に子供に使わせるのは確かに危険ですが、外に全く出ずに育った子供が急に運転を始めるのはもっと危ない。

広がるプログラミングスクール

1970年代の熱狂的なコンピューターマニアに支持されたパソコンを現代のテクノロジーで再現したのが、こどもパソコンIchigoJam。これを教材として使ったプログラミングスクールを開講しました。子供も、大人も、シニアの方もプログラミングを基礎から学べます。蘆田昇、福井高専元教授によるプログラミングの教科書「IchigoJamでプログラミング(1,500円)」も完成。鯖江ではシニア向けプログラミング講座の卒業生が、市立鯖江東小学校のクラブ活動の教壇に立ち、日本各地でも子供向けのイベントが予定されています。

こどもプロコン2015夏

第三回目となる子供向けのプログラミングコンテスト、こどもプロコン。客観的に評価、表彰され、ライバルの子どもと出会う機会は、勝っても負けても次のレベルへ進む動機につながります。応募締め切りは、2015年9月30日。キッズプログラマーによる熱い戦い、ぜひ応援ください! http://pcn.club/


(NPO法人たんなん夢レディオの文化を伝えるフリーペーパー「夢レディオ編集室」への寄稿記事です)

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