2016-01-23
VLED事業、福井県情報システム工業会のオープンデータ委員会主催「防災オープンアプリハッカソン」。 会場めがね会館に、参加者24名集まり、福井県オープンデータコンテストのアイデア部門で最優秀賞「街の防災はかせくん」を4チームそれぞれの解釈で開発、発表、表彰。 ハッカソン初参加の方が半分以上でしたが、それぞれ良い刺激になったと喜んでもらえました!


10時、お題の説明と、バックグラウンドさまざまの全員の1分自己紹介、事前に決まっていたチームに分かれて開発タイム。 11時から各自アイデア出し、16時には発表と、短期決戦です!

チームDでは、県内約100箇所の水位データのHTMLスクレイピングOKという、福井県 河川・砂防総合情報リアルタイムオープンデータ化と、その存在を広くしってほしいという福井県の思いを聞け、水害対策にフォーカス。 防災を楽しく、楽しいと言えばゲーム、好きなゲームででてきた「信長の野望」「マインクラフト」「音ゲー」と話し合い。 ブロック調でマイクラ要素な建設などの要素をもちつつ、戦略立てが大事な水害から人を救うゲームに決定!(12時すぎ) 音ゲーと防災は、また別の機会に!

お昼食べつつ名前を検討、でもいまいち決まらず(13時)
1. 企画を固め、プレゼン準備
2. 特定範囲の海抜を緯度経度から求め、浸水エリアをシミュレート
3. 2012年エイプリルフール「Googleマップ8ビット」のように、リアルな地図からの自動生成
4. スマホで地図上を歩き回ってゲーム化する
の4つに別れて作業。

水害が起きるまでのカウントダウンが始まり、その間に情報収集し、予算内で対策を打ち、救えた人数を競うゲームをイメージしてのデモがこちら「まちかみ!」。 ドラクエ風なマップチップとキャラクターは、K.BOOTHより調達。 スマホで歩き回るベースづくりに時間かかりすぎてしまって、クリア後に「私は鯖江市を1500人救った神になりました」と画像付きでシェアする部分を作り損ねたのが心残り!


発表はチームB「逃物語(にげものがたり)」から


シチュエーションが与えられ、その時、逃げるべき最適な避難所を当てるゲーム。危険箇所を避けられたり、設備の整った避難所を選べば高得点。


実現するために必要なオープンデータ、日常時からいかに意識し備えておくか、データにもいえますね。また、安全・安心は行政だけではつくれません。コンビニや、自動販売機など、民間によるオープンデータの備えの重要性が紹介されました。


チームA、ハッカソンビギナーズの「防災クエスト(仮)」


普段の生活で突然はじまるバーチャル災害イベント、無視してそのまま歩いているとヒットポイントが減ります。 災害発生により代替ルートを選択したり、防災クイズに応えてポイントをためるというアイデア。 災害クイズも利用者から募集、ゲーム内で評価もして、オープンデータとして公開!


プログラマーとして参加、ゆるい移住のエンジニア天谷さん、開発した避難所マップを紹介


チームC、チーム信長「シェルターの野望」


でかけていったショッピングセンター、イザというとき避難する場所、把握してますか? ホテルで目につく、避難経路、意外とその他の外出先では疎かされがちです。 さっとその場の避難所を確認すると、ポイントが入り、更に実際に行ってみることで高ポイントとなるアプリ。


チームB同様、足りないオープンデータ、AED、海抜、階層、構造、屋根の有無、収容人数、炊事可、風呂・シャワー設備などを、みんなで整備しましょう! 新しいオープンデータが、新しいアプリを産みます!と力説。


最後に私所属のチームD、チーム水没禁止の「町の守護神、まちかみ!」(けいおん風ジェネレーター
デモには、AppleTV + iPhone が便利ですね。


接戦の全員投票!


チームD「まちかみ」が優秀賞を獲得!
チームAはゲームで賞、チームBはストーリー賞、チームCはデザイン賞とそれぞれ受賞、おつかれさまでした!

本ハッカソンの成果は、オープンライセンスなオープンソースなオープンアプリなので、いつでも誰でも続きができるのが特徴です。 楽しくITでまちづくり、シビックテックを広めていきましょう!

インターナショナル・オープンデータ・デイ、3/5の「ダイナソン」でお会いしましょう!

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