スマホゲームに足りないもの、それは気持ちのいいコントローラー。アナログ感覚のタッチパネルによる直感操作もいいですが、細かい操作に再現性がないので、アクションを少しずつ鍛錬し、うまくなっていくタイプのゲームには向きません。そこはきっちり動作するデジタルコントローラ、まさしくファミコンやスーファミのコントローラーが向いています。
ということで、Bluetooth4.0(BLE)でiPhoneといろいろつなげられちゃう魔法のデバイス、konashiを使ってつなげてみます。
まずは分解、思った以上にシンプルな作りで、なんとかなりそうです。
この絶妙なゴムによるバネが気持ちのよいデジタルコントローラーの秘密!
今回はコントローラーのICの動きはひとまず無視して、直接ボタンのON/OFFを使ってみます。
ブレッドボードと、テスターでどこをつなぐといいか調査。
今回は手っ取り早く、十字キーとABボタンの計6本だけを使います。ハンダ付け完了!
元に戻してから、動作チェック。大丈夫なようです。
konashiのデジタルIOピンにつないで、とりあえずチェック用のアプリを作成したところ、ばっちり動きました!
動画はこちら。
反応速度もなかなか良さそうです。
思ったより簡単にできて驚きました。ICの仕様を調べて信号処理でなんとかすることもできたかもしれませんが、今回は何も調べずやってしまうことにこだわってみました。コントローラーの受け口を作ってしまって、konashiにサクっとさせる基板なんかを作ると、スーファミコントローラー使ったゲームも流行るかも!?
新旧問わずいろんなデバイスをくっつけてしまえるのも、フィジカルコンピューティングのおもしろさの一つですね。特に、古いデバイスは作りがシンプルなので、このような改造が気楽にできます。だいぶハードウェアもソフトウェアの世界に近づいてきてますね。ようこそ、すべてを手の内でコントロールできる世界へ!
iPhoneとつなぐのに使ったkonashi by ユカイ工学
「konashi - A physical computing toolkit for iPhone, iPod touch and iPad」