高精度温湿度計、透けるディスプレイバージョン!
画面上部の表示が壊れてしまった4.3インチモニター。捨てる前に、分解!
自らは発光しない液晶には必須なバックライト
これがその正体。
プラスチック風な透明な板と、裏面の白い紙で、明るい白色LEDで画面全体を裏から照らす仕組み。
つまり、液晶単体でも、裏に光があれば使える。
テスターを使い、5Vを作っている箇所を発見。ここに5Vを供給するだけで動く。
バックライトの回路を切ると、消費電流がぐっと下がって省エネ駆動(5Vで340mA→50mA)
使うのは3点のみ、ビデオ入力(黄)、5V(赤)、GND(黒)
4.3インチ液晶モニターの基板は少なくとも2種類ある。5Vがない場合は普通に12Vを使うか解析しよう。
温湿度センサー、SHT31用のプログラムを作って、できあがり!
10 U=96:LET[U],#4401,#8808,#884A,#4350,#0C00,#4770:U=#800+U*2 15 CLS:VIDEO5 20 POKE#700,#2C,#06:R=I2CR(#45,#700,2,#700,6) 30 [0]=17500:[1]=PEEK(#700)<<8|PEEK(#701):T=USR(U,#800)-4500 40 [0]=10000:[1]=PEEK(#703)<<8|PEEK(#704):H=USR(U,#800) 50 LC1,3:?T/100;".";DEC$(T%100+100,2);CHR$(#DF);"C" 60 LC1,4:?H/100;".";DEC$(H%100+100,2);"%" 80 WAIT10:GOTO20
℃を表すために使ったカタカナの半濁点(#DF)とCの不揃いが気になるので、PCGでキャラクターづくり。
1 POKE255*8+0,`11000000 2 POKE255*8+1,`11011000 3 POKE255*8+2,`00100100 4 POKE255*8+3,`00100000 5 POKE255*8+4,`00100000 6 POKE255*8+5,`00100100 7 POKE255*8+6,`00011000 8 POKE255*8+7,`00000000
プログラムが短くしたい時は、2進数を10進数にしておくとコンパクト
?"1 POKE#7F8";:FORI=0TO7:?",";PEEK(255*8+I);:NEXT:? 1 POKE#7F8,192,216,36,32,32,36,24,0
50行の#DFとCを#FFに変更して、できあがり
50 LC1,3:?T/100;".";DEC$(T%100+100,2);CHR$(#FF)
このままでは温度がマイナスの時におかしくなるので、対策しておく
45 LC0,3:IF T<0 ?"-":T=-T
プログラム全文
1 POKE#7F8,192,216,36,32,32,36,24,0 10 U=96:LET[U],#4401,#8808,#884A,#4350,#0C00,#4770:U=#800+U*2 15 CLS:VIDEO5 20 POKE#700,#2C,#06:R=I2CR(#45,#700,2,#700,6) 30 [0]=17500:[1]=PEEK(#700)<<8|PEEK(#701):T=USR(U,#800)-4500 40 [0]=10000:[1]=PEEK(#703)<<8|PEEK(#704):H=USR(U,#800) 45 LC0,3:IF T<0 ?"-":T=-T 50 LC1,3:?T/100;".";DEC$(T%100+100,2);CHR$(#FF) 60 LC1,4:?H/100;".";DEC$(H%100+100,2);"%" 80 WAIT10:GOTO20
全体図、電池駆動やACアダプター化してもっとコンパクトに仕上げるのも良さそう。
ケースなど、他の部品も何かに使えそう。ケーブルは4芯あるのでI2Cセンサーを外に引き出すのに便利、ボタンはアナログ入力にいれて3ボタン操作可能。
それぞれ部品として買うと高かったり、そもそも入手が困難なものは重宝する。
創造は分解から。
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