夏休みの一番の楽しみ「自由研究」が、かつての教科のなごりだったとは!?
全国、世界を飛びまわり活躍する著名人、7名をゲストに、福井県内外から多くの学校の先生、教育に関心ある企業の方、参加者総勢60名で開催された、第4回目となる「こどもプログラミングサミット」が開催。
1部のゲストによる4分インプットと、ゲスト間でのディスカッション。 その後、会場全体でグループディスカッション。国、行政、民間、学校、先生、海外視点の6グループそれぞれに分かれる話し合ったものを模造紙にまとめてもらい。最終パートで発表とまとめという4時間。学び多い、1日でした。
前回も好評だったオフレコルール。誰が何を話したか、具体的な内容は非公開。参加者の方も、ゲストの方も気兼ねなく、発言いただけた様子!
原典に返って、学習指導要領や差分を読むと、「地域」という言葉が大幅に増えていることがわかります。みんなで支えよう新しい教育!
「小学校学習指導要領」
「小学校学習指導要領 比較対照表」
変遷を辿って、発見した教科「自由研究」という科目
小学校教科の変遷(出展: 学習指導要領 - Wikipedia)
なんと、年間70時間〜140時間、週2〜4コマの自由研究の時間があったとは、うらやましい。
残念ながら4年で終了してしまいましたが、その設立時の思いはとてもステキなものでした。
たとえば、鉛筆やペンで文字の書き方を習っている児童のなかに、毛筆で文字を書くことに興味を持ち、これを学びたい児童があったとすれば、そういう児童には、自由研究として書道を学ばせ、教師が特に書道について指導するようにしたい。つまり、児童の個性の赴くところに従って、それを伸ばして行くことに、この時間を用いて行きたいのである。(出展:学習指導要領 一般編‐試案‐(抄)(昭和二十二年三月二十日):文部科学省)
漢字の書き取りと書道の時間が嫌いだった自分からすると更にうらやましい。
各教科の授業時間の比較、5年生 (出展: 1947年、2018年)
自由研究の時間は、教科や総合や特別活動に移っています。
インターネット/webで、こどもでも自在に調べられる現代、復活できるかも?
(昭和22~25年の「自由研究」は、教科のひとつだった!?|ベネッセ教育情報サイト)
こどもプログラミング、教育や学校との関係を見直すきっかけに!
実行委員長、ナチュラルスタイル松田さんから開会宣言!
アフレル小林さんファシリテートで始まる、1部 パネルディスカッション!
パンフレット掲載順に発表!自己紹介は1人4分(パンフレットPDF)
ほんの一部ですが、写真レポートとしてまとめました。
前原小 松田校長、全部、IchigoJam!! で、プログラミング授業公開!!
「小学校プログラミング授業、低学年から高学年まで全部IchigoJam!? / 東京都小金井市前原小学校の授業参観と講演」
前原のプログラミング
Viscuit, Hour of Code, Cutlery Apps, Scratch, IchigoJam, micro:bit, Studiono, MakeCode, EV3, IchigoJam BASIC, JavaScript など全部授業で試した迫力はきっと世界レベル!
全てはここから始まった!
2006年のこどもプログラミングサミット会場で、IchigoJamをはんだづけする松田校長!
前原小学校とIchigoJamを使った公開授業の数々!
プログラミング的思考は直接のねらいとしない
小学校プログラミング教育の手引きの改訂で走った激震!
「教科等で学ぶ知識及び技能等の確実な習得」は捨てる!
元中学校の先生で研究者の上松さん、世界の教育事例の研究、世界のICT教育の進化
上松さん、生きる力 → 生き延びる力!?
「OECD教育2030を公表 “生き延びる力”とは|KKS Web:教育家庭新聞ニュース|教育家庭新聞社」
上松さん作成「レポート「プログラミング教育の進め方」を公開しました – アゴラ」
会場では読みやすいサマリーも配布!
上松さん、AI、データ分析、学び続ける必要性、デジタルリテラシー、ビッグデータ、ブロックチェーン、ポスト21世紀スキル
リクルート 小宮山さん、これからの社会の学び・教育におけるAIの可能性
アメリカでWiFi普及率100%、BYOD(スマホなど端末の持ち込み利用)を75%が認めているという事例。
みんなスマホを持って授業をしたらどうなるだろう?
ペアで勉強すれば、遊ばない!?持ってない子にはタブレット貸し出せばいい?
クラウド管理で急な故障も怖くない!?
重要、OECD Education 2030
一歩先ゆく教育を!
総務省 安藤さん、学校内は文科省、学校外は総務省
保護者からの意見、プログラミングは学校で学ばせてほしいが54.6%でナンバーワン、でも学校ではまだ困惑
地域全体を巻き込むこどもプログラミング教育、中心に位置づく、地域ICTクラブ
地域ICTクラブ、福井の例、福井県こどもプログラミング協議会と越前がにロボコン
みんなのコード 利根川さん、高度な人材育成のためには裾野拡大
各地で先生に研修しまくり!
プログラミング指導教員養成塾受講生累計500人超!
目指すは世界!
LINEにメルカリもバックアップ!
事例:イノシシを捕まえるIchigoJam、AIで判別するきゅうり
鯖江市長 牧野さん、ITのまち鯖江とプログラミング教育
技術で世界と戦う、世界とコラボする鯖江
鯖江市、ITのまちの歩み。
オープンデータ、さばえIT推進フォーラム、来年2月には東京開催!
「電脳メガネサミット2019-さばえIT推進フォーラム | Peatix」
鯖江市、全小学校と全中学校でプログラミングクラブスタート
福井県こどもプログラミング協議会、参画!
昨年度は全教員向け研修、今年度は英語と算数での実証授業。
総合2時間を基本に、あとは自由研究の時間をなんとかとれるといいかも!?
Hana道場でどんどんこどもたち育ってます!シニア講師育成講座も好評
金沢市 副市長 細田さん、金沢版子供プログラミング教育について
きっかけは松田校長との出会い、昭和フレームの教育を改革!
未就学児から高校生までプログラミング教育、導入!
ITビジネスプラザ武蔵に専門家を派遣し、拠点化
2020年度から市内全ての小学校・全学年で実施!
3-4年生にIchigoJamとカムロボの姿が!
国の例示は置いておいて、総合の時間、金沢ふるさと学習を活用の方針
触れる、深める、極める!
自己紹介だけでパネルディスカッションが終わってしまわないように、タイムキープのための大画面で見やすいタイマーアプリ
IchigoJam web でその場でささっとプログラミング!
これが、問題解決力!ただし、なぜかしばらくすると元に戻るバグも発覚、運用でカバー。
原因は、TICK()の32767(15bitの最大値)でまた0に戻ってしまうこと。
1秒に60進むので、9分6秒ちょっとでリセットされるので、Nを9以上にする場合は、改造が必要です。
IchigoJam web で動かす
まず分数を入力してエンター
何かキーを押すとスタート、再度押してストップ、また押すと、同じ時間でリスタート)
つづいてグループディスカッション
海外グループ
国グループ
学校グループ
先生グループ
小林さんから閉会の挨拶!みなさん笑顔!
会場には、自動運転やカムロボなど、各地で活躍するプログラミング教材を展示
小学校でのプログラミング必修化もベーマガ復活を後押し、懐かしむ声と、復活を驚く声!
「電子工作マガジン」ベーマガコーナーから別冊ベーマガへ!
BASICに限らず、電子工作や、プログラムの投稿、大募集中の復活ベーマガ!
こどもが自由に作った作品はもちろん、大人も投稿するだけで、こどもプログラミング教育に参加できます!(
こどもプロコンの締切12/31も、もう間もなく!)
また来年のこどもプログラミングサミットに向けた活動、早速スタートです!
links
- 「第4回こどもプログラミングサミット」が福井市ハピリンホールで開催されました。 | 『さばえ.jp』百さんのブログです(- 福井新聞掲載、提供)
- はじまるプログラミング教育に自分たちは何ができるか?中学生・高専生も一緒にオフレコ議論「第4回こどもプログラミングサミット」開催!準備に充てられたラストイヤー2019は楽しすぎてついていけないかも! – about yrm
- 第4回こどもプログラミング・サミット | (株)アフレル|教育版レゴ マインドストーム 正規代理店