一番気になる点は、新機能のウィジェットによる改悪です。
ウィジェットとは、iアプリやAndroidなどにあってiOS(iPhone/iPad/iPod touch)には無い、待受画面上にリアルタイムにアプリ毎にある状況を表示する機能でした。iOS7コンセプト動画の中で新機能としてこのウィジェットのようなものが紹介されています。
一番の問題は、その表示方法がアイコンのダブルタップであること。シングルタップでは今までどおりアプリの起動ということで互換性をとった形になっていますが、ダブルタップに対応するということは、二回目にタップされるまで待つことが必要になるため、シングルタップによるアプリ起動がいままでよりもその待ち時間分だけ余計に待たされることになります。
また、いち早く情報を得られることがウィジェットの売りなはずなのに、わざわざダブルタップしなければならない点も本末転倒。ウェジェットを複数並べて配置し、操作なしに一度に複数の情報を得られるという利点までなくないて、もはやウィジェットの呼んでいいのかどうか迷うほど。
この仕様のウィジェットなら存在する必要がないので、実際のiOS7の発表時にはがらっと違った形になるはずです。今回の動画公開は、利用者の反響を見るためなのでしょうね。