簡単な回路で使えるUSBシリアル、CH340Cのモジュールを使って、IchigoJamに接続する治具、IchigoSerialを作ってみましょう。
USBシリアルIC、CH340C、なんと10コで$2.55(@aliexpress)、30円で買えてしまいます。
今回は1つ$0.56のモジュール版を使ってみました。

どのIchigoSerialがお好みですか?(IchigoJamの次、左から)
- IchigoSerial 超シンプル版
- IchigoSerial 電源供給版(制御信号アップデート可)
- IchigoSerial 豪華版
- (USB延長ケーブル DAISOなど)
- (USBA-USB-C変換 DAISOなど)

IchigoSerial 超シンプル版
材料
- USBシリアルモジュール CH340C
- L型ピンヘッダー(4ピンにカット済み)
- 抵抗などの切れ端や線材

DTRに当たる3ピン目を引き抜き、TXD/RXD/DTR/基板外、となるようにピンヘッダーを差し込み、はんだづけ。

GNDからはみ出したL型ピンヘッダーまで切れ端でつなぎます。まずはGNDにはんだづけ。

はみ出た4ピン目はちょっと強引に差し込むため少し歪んでいますが、大丈夫。

次にはみ出したL型ピンヘッダーへはんだづけ。このようにペンチで支えると楽です。

はんだづけしたところ。余計な切れ端はニッパーでカットしてできあがり!

無事、接続できました!(driver for CH340C)
電源はUSBシリアルからは供給していないので、別途IchigoJamにつなぎましょう。
OUT6をGND代わりに使っているので、OUT6,1などとすると通信できなくなります。実験してみましょう!
IchigoSerial 電源供給版(制御信号アップデート可)

ピンヘッダーはペンチで簡単に折って好きな長さで使えます。USBシリアルでISP/RESETも合わせて制御するためには10ピンか間違いにくい14ピンがオススメ!

DTR信号がOUT5と衝突してしまうので、ペンチで引き抜きます。

3.3VとGNDをつないでできあがり!

こちらも動作確認OK!
USBシリアルから3.3Vを取っているので、IchigoJam側には電源不要!(キーボードを使う場合は、5Vが必要なことがあります)
DTRをRESETに、RTSをISPに接続することでファームウェアの書き換えの自動化も可能です。ISPとGNDへの手動接続が面倒になったら改造しましょう。
IchigoSerial 豪華版

IchigoJam用ユニバーサル基板を使ってみます。

横向きで作ってみます。

できました!なかなかコンパクトで頑丈そうな仕上がり。

机の角を利用すれば、USB延長ケーブル不要で、直挿しOK!
Ruby on Jamで遊ぶ、IchigoJamのファームウェアを頻繁に書き換える人にはこちらがおすすめ!
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