この機能を利用して、MIDI鍵盤や、サウンドとカラー拡張ボードPanCake、無線LANボードMixJuiceなどが動いていたり、PCと接続してキーボードとディスプレイ替わりになったりしています。(PC接続用のIchigoKamuyも!)
ただ、「画面には出したいけど、シリアル信号出力としては出したくない」や、逆に「シリアル信号は出力したいけど、画面には出したくない」など、ありますよね。 そんなときは、UARTコマンド!送信モードや、受信モードをいろいろ変更できます。
UART使用例)
画面には出したいけどシリアル信号出力しない UART0
シリアル信号は出力したいけど画面には出さない UART9
* 詳しい使い方は末尾参照
また、シリアル信号は出力したいけど、画面には出さない方法として、LC0,-1としてカーソルを画面外に設定する特殊な方法があります。
実はカーソル画面外設定時にINPUTコマンドで入力を受け付けると、変数領域(Yとか)を破壊してしまうバグが発覚!
LC0,-1:INPUT N:?Y
こちら、1.4b14にて修正を行いました。
合わせて、カーソルが画面外のときのエラーが表示されるように変更しています。
バグ修正版では、カーソルが画面外にある場合、"not match"のエラーとなります。
LC0,-1:A
画面にエラーが表示されず分かりづらかったのも改善!
IchigoJam 1.4β14
- LC0,-1で表示停止中のINPUTによるシリアル入力で一部変数が破壊される不具合を修正(Not matchエラー)
- LC0,-1時にエラーが表示されるよう変更
- VER(4)で1秒のTICK数を返す(PALの時50)
- PAL版を同梱
- LRUN3でキーボード切り替えプログラム内蔵版を同梱(-withexchg) *既存ユーザーファイルは消えます
- @ARUNに対応(ap/wasm)
- RESET時に入出力状態がリセットされない不具合を修正(ap/wasm)
UART 数1{,数2}
数1:シリアル出力設定
0:出力オフ
1:PRINT出力
2:PRINT出力+制御コード出力(LC/CLS/SCROLL) - (初期値:2)
3:PRINT出力+改行コード\r\n化
4:エコーバック出力
5:エコーバック出力+PRINT出力
6:エコーバック出力+PRINT出力+制御コード出力
7:エコーバック出力+PRINT出力+改行コード\r\n化
8:画面表示OFF+出力オフ
9:画面表示OFF+PRINT出力
10:画面表示OFF+PRINT出力+制御コード出力
11:画面表示OFF+PRINT出力+改行コード\r\n化
12:画面表示OFF+エコーバック出力
13:画面表示OFF+エコーバック出力+PRINT出力
14:画面表示OFF+エコーバック出力+PRINT出力+制御コード出力
15:画面表示OFF+エコーバック出力+PRINT出力+改行コード\r\n化
数2:シリアル受信設定
0:入力オフ
1:入力オン - (初期値:1、省略時)
2:ESC無効
4:CR変換 (13→10)
6:ESC無効+CR変換