「新型コロナウイルス感染症(国内事例)の状況 (厚生労働省 フォーマット)」
新型コロナウイルス感染症、現在患者数が増え続けています(ダッシュボード)。早く正確なデータ公開と、それに基づく一人ひとりの行動が重要です。 日本全体を把握しようとする際、都道府県によるオープンデータが揃っていないので、頼りになるのは厚生労働省による現在患者数の発表です。(東京/福岡/福井はあります)
厚生労働省が参考資料として発表する「国内事例における都道府県別の患者報告数」は、毎日夜20時〜21時ごろ、前日分のデータが、PDFで更新されています。 こちらをアプリで利用しやすい形式(JSON/CSV)に変換するプログラムで、二次利用可能なオープンデータ化し、対策ダッシュボードや、連携する第三者のアプリへと伝わっています。
課題は、PDFデータの変化によって、変換プログラムに手を入れる必要がたまにあること。もし、厚生労働省がCSVオープンデータとして提供してもらえると、この課題は解消します。とはいえ、いままでの形式での情報公開に加えての対応では、逆に手間が増えてしまいます。
そこで、作成したのが今回のアプリ「新型コロナウイルス感染症(国内事例)の状況 (厚生労働省 フォーマット)」です。 CSVデータさえあれば、現状PDFで公開される同じ形式が情報公開も同時に行うことができます。
日付を選択して、過去のデータを辿れます。
「新型コロナウイルス感染症(国内事例)の状況 (厚生労働省 フォーマット)」
英語表示にも対応しています。
「COVID-19 Japan 新型コロナウイルス対策ダッシュボード」
ダッシュボード、出典のAPPから、本アプリへリンクしました。
印刷用のレイアウトにも対応、従来のPDF公開や、紙として残すことも可能です。(CSS @media print で不要な項目は印刷しないのでA4横1ページに収まります)
CSVによるオープンデータ化の手順
1. Excelで「都道府県名、陽性患者累計、うち入院等、うち退院、うち死亡」を47都道府県分記入(サンプルCSV)
* 項目名はアプリ側で合わせますので何でも構いません。ただ、一度付けたら変更は無いことが望ましいです。注釈が必要な場合、ウェブサイトなどで別途記載があるとより使いやすいです。
2. 「名前をつけて保存」で「ファイルフォーマット」を「CSV UTF-8 (カンマ区切り) (*.csv)」にし、2020-04-10.csv など年月日をファイル名にして保存
3. 厚労省のサイトにアップし、「国内事例における都道府県別の患者報告数 CSVオープンデータ」などと記載してウェブサイトを更新。
もしCSV運用が始まったら、本アプリを12時間以内に厚労省CSVデータに対応させます。オープンソースなので、ダウンロードして厚労省サイト内で使っていただいてもOKですし、そのアプリへリンクや、ウェブサイトへの埋め込みでの表示にも対応できます!
ツールで時間、創りましょう!
(追記、2020-07-06 厚生労働省CSVオープンデータ開始!CSVをグラフ化する高校プログラミング向け補助教材)