Denoで直したいところがあり、最新版1.0.5でも、Issuesやプルリクでの話題にもなっていなかったのでプログラムを取得し、改造し。プルリクしたら、主要開発者からコメントが付き、反映された! (プルリクとは、GitHubなどで使われる共同制作ソフトGitの重要機能で、反映要求。承認されて初めて反映される仕組み。)
「added mjs files for default test by taisukef · Pull Request #6122 · denoland/deno」
有名OSSへの初貢献の内容はこちら。Deno test の mjs 対応。
歴史が長いJavaScript、変数宣言が不要だったり、スコープが分かりづらいvarとの決別した、モジュールベースの新しいJavaScriptの拡張子 .mjs でいこうと決めて、開発しているが、Denoのテストでは、.jsや.tsしか認識してくれない。(参考、jsからmjsへ)
.mjs も普通にコンパイルなどは普通にやってくれるので、きっと追加し忘れているに違いない。分かりやすくまとまったRustのコード、該当箇所を発見。
C/C++と同等またはそれ以上の記述力を持つRust。C言語からの系統、ほとんどのプログラムはRustを知らなくても普通に読める。
「||」という演算子は、C、Java、JavaScript、IchigoJam BASICでも同じ「または」を意味する論理演算子。
deno test の対象となる拡張子が並んでいるので、"mjs"を追加。
失敗したのがこちらドキュメントの訂正。mjsの追記だけと思って油断し、チェック後に手書きしたのが悪かった。
PR後の自動テストではねられてしまい、整形してねとコメントがついた。ドキュメントも書式が荒れないよう、規定桁数が設定されていた。
Denoの開発者さん、優しくて助かりましたが、大いに反省。自動テスト、偉い。
$ cargo test $ tools/format.py $ tools/lint.py
Contributing(貢献方法)のプルリク前の確認事項。
1. イシューやプルリクで同様内容をチェック
2. テストが変更点をカバーしていることをチェック
3. 全体テストプログラムを実行して問題ないことを確認 (cargo test)
4. 書式整形プログラムを実行(tools/format.py)
5. プログラムに問題がないことを確認(tools/lint.py)
オープンソースへの参加は、チーム開発に関する最新技術に触れられるので、何かお気に入りにツールへの貢献。チャレンジしてみると良いですね!
自動書式整形の優秀さに触れたので、使うことにした deno fmt。こちらもデフォルトに mjs が含まれていないので、もうひとつプルリク。(→ 後日、無事マージされました)
「added mjs files for default fmt by taisukef · Pull Request #6134 · denoland/deno」
ちょっとしたコードですが、世界中で使われると思うとうれしいですよ!
鯖江市役所にて、鯖江市長の牧野さん、牧田さんとIT話。
まちづくりもオープンソースにでいきましょう!
条例や、ウェブサイトなど、個人情報に絡まない公開情報は、全部GitHub管理でいいかも?
links
- KEN_ALL!? 郵便番号ESモジュールで開発効率化! 経産省もGitHub公開スタート
- Deno にコントリビュートする (1) - Qiita
- Deno にコントリビュートする (2) - Qiita