「あいづ呑んべぇ文化支援プロジェクト - api.opendata.go.jp」(src on GitHub)
Open Data APIは、ユーザー登録し、APIKEYの取得が必要な、REST APIで、アクセスするとJSONが返ってきます。APIKEYは秘密にする必要があるため、HTML+JavaScriptで書くwebアプリに直接入れるわけにいきません。全APIをアクセスし、CSVとJSONにするプログラムを作って、クママップのCSVを地図化するタグと、CSVを検索可能な表にするcsv-viewerタグを使って作りました。
「あいづ呑んべぇ文化支援プロジェクト - api.opendata.go.jp」(src on GitHub)
ピンをタップすると他の項目を見ることができます。いろんなサービスがありますね!それぞれお店のURLもあるとうれしいところ。
APIからCSV/JSONを作成する download.js の他に、apikey.txt を設定し、opendataapi.js を起動すると、APIKEYをつけてアクセスしてくれるプロキシーツールも作りました。
$ deno run -A opendataapi.js
として起動し、localhost:3002 に対して、apikeyなしにアクセスするとJSONが返ります。お手軽!
APIKEYは「Open Data API Portal」でユーザー登録し、アプリを登録し取得します。
感想
なぜ、独自APIの3つ星オープンデータなのか?
なぜ、情報共有基盤 imi.go.jp を使った、5つ星オープンデータではないのか?
課題
1. 安心して使えない
どなたでも無料でご利用いただけますが、サービスの品質や可用性、提供期間などについて一切の保証はありません。(このサイトについて)
本サービスの運用上必要と判断した場合には、登録者のAPIキーの利用に一定の制約(アクセス回数、アクセス時間の制限等)を設けることがあります。(利用規約 サービスの変更、制限等 第11条2)
2. 独自API
単純なユーザー登録、APIKEY、JSONが返ってくる独自API。データ活用をすすめるべくアクセスしやすさ、質が求められている今すべきは標準語彙の使用。APIを用意するのであれば、標準API、SPARQLを使ってほしかった。
例、項目名がURLではないところ。共通語彙基板でもschema.orgでもなく、同じコロナの患者データであっても共通化されていない。
3. APIが貧弱
単純な全件取得しかできない?CSVをわざわざAPIにする意味がない。
最初の試みとして、地方公共団体(10団体)が公開している新型コロナウイルス感染症関連のオープンデータ(CSV ファイル)をWeb API 化し、集約して公開しています。これによって、オープンデータの見つけやすさ・使いやすさを向上し、活用が促進されることを目指しています。 (「オープンデータAPIポータル」を開設しました | 政府CIOポータル)
4. API一覧をAPIで取得できない
APIs | Open Data API Portalから人の手でたどるしかない。
オープンデータの見つけやすさ、使いやすさを向上し、活用を促進することを目指しています。(Get Started | Open Data API Portal)公開されているリストを手作業でまとめた、CSVを作りました。現時点で取得したCSV/JSONのURLを記載したCSVを生成し、一覧 api.opendata.go.jp 表示アプリを用意しました。
→ 2021.1.5 一覧取得APIが追加されました
5. 元データが明示されていない
元のCSVファイルも引き続き利用可能(Open Data API Get Started)APIの説明に、元となるCSVファイルの明示、最終更新日、更新頻度が公開されていない。ちゃんと使うなら、元CSVファイルを使ってほしいということ??
→ 2020.12.26 明示され、取得時に元ファイルにアクセスと追記され、解決しました
6. エラーになるAPI
「三宮エリアの人流データ解析に使用している人流データ」に、アクセスするとエラー
「{"fault":{"faultstring":"Hosted target error","detail":{"errorcode":"messaging.adaptors.http.flow.HostedTargetError"}}}」
定期的な生存確認などがあるといい。
UTF-8 CSVオープンデータで始めて、標準語彙やschema.org、SPARQL APIで活用を!
links
- 我慢の年末年始の人通りは減ったのか?神戸市歩行者数オープンデータのグラフ化と国営オープンデータAPIポータルの意義