昨日は福井高専にて、防災ワークショップ。東京備蓄ナビのOSSからの派生アプリ「備蓄カード」67品目を実際のカードとして印刷して、11チームへ配布、被災シミュレーションゲームにチャレンジしてもらいました。
印刷してかわいい物理カードになった備蓄カード powered by 東京備蓄ナビ!
3-5名、1チームで分かれてもらって、備蓄品カードから5枚、必要と思われるものを選んでもらいます。どんな災害が起きるかは分かりません。
コンピューターの代わりに人がストーリーを紹介する、TRPG(テーブルトークアールピージー)として進めます。
季節は冬、時間は20時、楽しく鍋を囲んでいたら突然の停電。
なんとかする手段はありますか?
ほとんどのチームが懐中電灯を入れていましたが、スマホは標準装備として使っていいことにしていいかも。
ネットも通じず、何が起きたか分かりません。
ここでも多くのチームが手回し発電付きラジオを持っていて、情報収集が可能でした。
災害時に頼りになるラジオ。たんなん夢レディオの理事長、菅原さんからラジオ放送風アナウンス!
福井高専放送メディア研究会によるラジオ番組「高専ライブ」もよろしく!
続けて大雪と寒さ。家屋倒壊の恐れによる脱出が必要になったところで、全チーム積みました。良い道具がありません。 白紙カードも各チーム1つ。ワイルドカードを使って突破してもらいます。
別シナリオ、車で旅行中の大雪。マフラーで排気ガスが雪で埋まらないように注意!
ワイルドカードで複数登場した防寒着とスコップ、ストレスを和らげる「お酒」を備蓄品候補として追加決定!
2ゲーム終わって、ゲームの新アイデアを出してもらいました。
- 雪属性とか、ポケモンみたいにカードにパラメータがあるといい
- 正解・不正解で、カードが増えたり減ったりするといい(ポイント制いいかも)
- ピンチカードで災害が引けるといい
- ひとりでも遊べるスマホアプリにするといい
越前市役所防災課の方からの講評。
「福井備蓄ナビカード 備蓄オープンデータ」福井備蓄ナビ src on GitHub
「FUKUI Bichiku Navi Card - Stockpiles Opendata」src on GitHub
東京備蓄ナビには名称や説明など英語対応しています。なので、英語版も用意しました。英語で書かれたカードを裏面にしておき、すばやく選ぶことにすると、英語力まで鍛えられちゃうかも。
東京備蓄ナビをforkした福井備蓄ナビもMITライセンスのオープンソース。src on GitHub
楽しく創ろう、強いまち!ありがとう、福井高専生!
【#福井NEWSWEB】
— NHKふくいふく! (@nhk_fukui) January 14, 2022
災害に備える意識を住民たちに高めてもらおうと、越前市は高等専門学校の学生とともに災害や地域ごとに必要な備蓄品や量を把握できるアプリの制作を始めました。https://t.co/G4USkRmNdp
NHK福井さん、福井新聞さんに取材いただきました!
「越前市版備蓄ナビ開発へ IT有志団体 災害備えアプリ 家族構成合わせ必需品表示 大雪想定 福井高専生も議論 | 社会,社会,学校・教育 | 福井のニュース | 福井新聞D刊」
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