2022-04-27
以前作った、都道府県選択コンポーネント「select-pref」は、国土交通省 位置参照情報 ダウンロードサービスを元にGeo3x3で割り当てたTownIDに依存していました(useTownID branch)。これをデジタル庁から公開されたアドレス・ベース・レジストリのオープンデータに依存するように修正しました。
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「select-pref tag」

見た目や機能は変わりません。アドレス・ベース・レジストリはCORS対応していないので、GitHubに置いた「address-japan」を使っています。依って、GitHub社(マイクロソフトの小会社)のサーバーが止まると使えなくなります。


せっかくなので、日本語環境以外の場合は英語表記になるようにしました。


src on GitHub

HTMLElementを継承して作る、WebComponentとしているので、JavaScriptのソース「select-pref.js」をimportして、select-prefというタグが使うだけなので、とってもシンプル!見た目はCSSで自由に飾ってください。


「都道府県オープンデータのファイルフォーマット別ファイルサイズ」
現在は47ある都道府県一覧データ。アドレス・ベース・レジストリではZIP圧縮されたCSVデータで公開されています。(出典: ベース・レジストリ データカタログサイト - デジタル庁

address-japan」では、それをCSV/JSON/CBORに変換して公開。お好きな形式で活用可能にしました。JavaScriptでは標準で使えるJSON形式が便利ですが、ファイルサイズ的にはCSVが有利です。また、バイナリ形式CBORは、マイコンなどのメモリの限られた環境や、電子署名などバイナリデータを加えたい時に便利です。

ただ、GitHub Pagesで自動的に実行されるgzip圧縮したサイズで比較すると、どの形式もほぼ同じくらいになるので、用途やデコーダーのサイズや速度に合わせて選ぶ感じで良さそうです。

links
- デジタル庁から公開された基本データ、アドレス・ベース・レジストリを使った日本の市区町村一覧

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