ウェブ標準、W3CのDIDを元に仕様を決めたDIDを使って、応用サービスDID掲示板「 DID掲示板 / DIDBBS」を作りました。
「DID掲示板」(src on GitHub)
ひとまず、先日決めた仕様によるDID(Ed25519の公開鍵)を持っている人なら誰でも書き込める設定でサーバーを立てて動かしてみました。DID電子署名ツールを使って、電子署名付きの本文を作成し、コピペしてみてください。
「DID電子署名検証ツール - DID verify tool」
検証ツールのみ切り出してみました。サーバーでは送られてきた本文に電子署名がついているかどうか、電子署名が有効化どうかをチェックしています。ブラウザで表示している内容も正しいかどうか、DIDと電子署名から誰でも検証も可能です。
わずか25行のサーバープログラムがこちら。DIDと電子署名付き本文を検証する、checkSignを使った1行がポイントです。
次のようにコンソール上でDIDの生成、電子署名を計算することも可能です。Denoはファイルアクセスやネットワークアクセス前に確認が入るので安心です。
deno run https://code4fukui.github.io/Ed25519/makeKey.js
※鍵生成、pemファイル(秘密鍵+公開鍵)、pubファイル(公開鍵)deno run -A https://code4fukui.github.io/Ed25519/sign.js key.private.pem 'test'
did:key:z6Mko4PMbnRYQVFSjs98XqWkj5topwGyhEy542x6gygWUDr4 test signature:z2c6QgDNZoab3NHGXcL6qviPa2bavakMKejXdAxGmJrj1r7n3V945h9MocYkg8tZwP8wxRscYddm2tpqCJq4quC9rMrH
1行目がDID、2行目以降の電子署名付き本文をDID掲示板に貼り付けると信頼できる書き込みのできあがり!
links
- 作って持とうマイDID、分散型ID=公開鍵
- 福井から始まる信頼のインターネット、発足「Internet3 ユーザ会」 at サイバーフライデー
- 学校DX!分散型ID「DID」と電子署名ツールWebアプリ